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第118話 蜂比礼

「カラダガヌレテ、チカラガダセヌ」


 雨のおかげで甪端が力が出せないでいるみたいだ。


「今だ!!」


 俺達は総攻撃を開始した。

 池田のマシンガン、メリーさんの伸縮自在のトンファーでの遠距離攻撃。


「グァァァ」


 そして、追撃での俺の縦フルスイングでの打撃!!

 甪端を地面に叩きつけた。


「グハァ」


「どうだ!!」


 甪端はよろよろと立ち上がってきた。


「……ミトメヨウ、ツヨキモノ……」


 どうやら終わりのようだ。

 これで十種神宝がまた1つ手に入るのだ。

 

「ソコノクマ二、チカラヲ」


 そこのクマ?

 シロクマの事だろうけど、シロクマは武器を持ってない。

 どうやって渡すんだ?


 甪端から2つの光が飛び出し、ゆっくりとシロクマに向かっていった。

 その光はシロクマの両手に入っていった。

 シロクマの両手は光輝いていたが、少しすると光は消えてしまった。


「ソレハ、ハチノヒレ、カイフク丿チカラ……」


 蜂比礼はちのひれと言うらしい。

 回復の力と言っているが、シロクマの回復力が上がるとかかな?

 まぁ、今回の十種神宝は外れなのか?


「ユクガヨイ……」


 そう言って甪端は何処かに飛び去ってしまった。


「まぁ、これで4つだな」


「だね、残り6つ集めて早く帰ろう」


「ああ、必ず元の世界に戻ろう!!」


 池田は早く帰りたがっている。

 まぁ、こんな世界だから帰りたいのは普通だな。


「ん? メリーさんどうしたの?」


 メリーさんがニヤニヤした顔でこちらを見ていた。


「別に〜、なんでもない〜」

 

 良く分からないメリーさんだ。


「……鈍いです……」


「えっ、花子さん、なにが言った?」

 

 小さくてあまり聞き取れなかった。


「まぁ、良いけど……、とにかく残り6つだ!! 黒ニャルからの妨害も激しく生るだろけど、残りも見つけよう!!」


 俺達は次の十種神宝を探す為に下山を始めた。


本作をお読みいただきありがとうございます。




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感想も宜しくお願い致します。




それでは引き続きお楽しみくださいませ。

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