紫陽花の歌

わたしなら

雨に濡れてもかまわない

この紫陽花の歌を聴かせて

罪もない

心をはだかというのなら

着飾る理由はやさしいからだね

照れあって

はだかの心をみせあった

彼女の夢をみた夜抱きしめ

しあわせを

器用にこなす君がいて

あたしを置き去りどこへゆくのか

星雲の

遥か高みをみあげる目

罪は漆黒、希望は白銀

悲しみの

世界に風よ吹きやがれ、

あなたとふたり、泣いて白蓮

秒針が

止まった夜でも愛を知る

希望の光を浴びてる君には

泣いたのは

心の花も恥じらった

ふたりの夜が濡れてないから

ほほえみを

こぼす小さな声もいま

消してしまうか、やまない長雨

切りとった

世界をジッとみつめたら

そんな感じでみないでという

悲しみの

夜には夜のスイーツを

食べて眠った夏の終わりに