プロローグ
僕は、中学生二年生の陰キャオタク、雨宮 雫です。
今はトラックに轢かれて死にかけです。いやもう死んでます。
遺言を残すなら、僕の好きなアニメの第二期が始まるので観たかったです。
それでは、逝ってきます。
「ここはどこだ」
僕は草原の上に立っていた。
まさか、まさか、ありえるのか!?
いや生きてるなら、異世界に来たんでしょでしょ
「やったー、異世界だー!」
ばんざーいして大声で叫ぶ
そんな喜んでいると前に坂に猪みたいなのが見える、しかも二メートル、いや三メートルはあってバカでかい
「でもな異世界に行ったといえば無双だ。エクスプロージョン」
手を前にして叫ぶがなにも起こらない
(え、やばいってやばいって)
猪は興奮しているような気がする、ていうかしてる
(こういうのは背中を見せずに自分を大きく見せて……)
手を広げたら猪は突っ込んで来た。
「来たーなんで、だれか助けてー」
猪を一メートルと近づいて来て
「急旋回回避!!!!」
170度回転して避ける
(魔法使えないのかよ、予想外だわ使えると思っていた僕が悪いが)
猪は再びこっちを向いてくる
「和解、和解しよう」
「ブギ、ブギー」
あ、ダメだこれ
(取り敢えずいろんな魔法使ってみよ)
「炎球風刃
水球雷矢
炎壁治療
だめだ。全然使えねー」
(僕魔力がない?いや魔法がないのか)
猪は右手を地面で擦ってる、あれはやばい
「ブギー!」
透明な刃が見える、あれは魔法っぽいですね
僕は走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る、
「ま、街やっとあった」
猪はと、っていない、良かったー
門番が二人居る。どうするか
1そのままなにもないように通る
2門番に「通りますよ」と言って通る
3身分証無いんで発行してくださいと言う
2だな、うん
僕は門の前まで歩いて
「すみません、通っていいですか?」
「身分証を開示してください」
(やべーどうしよなにか言い訳を)
「すみませんが身分証がないんです」
「どうしてですか」
「‥実は三メートル級の猪に出会って落としてしまったんです」
取り敢えず言い訳をして、、、て門番が驚いた表情をしている
(なにかあったんだろうか)
「グ、グ、グレイトモスが出たー。子供っぽいがやばいぞー!!!」
え、あれで子供なの?でかすぎん?
「冒険者ギルドに報告してくるんで待ってて下さい」
「え、あっはい」
二人共行ってしまった。
待っとくか、十五分位すると門番が帰ってきた。
「待っといてくれたんですね、それでは通っていいですよ」
「え、身分証ないんですよ?」
「いやー、悪意があってこの街に入る人なら待ってないですから」
なるほど、じゃあ待っといて良かった。
僕は、門番に門を開けてもらい門をくぐった。
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