↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

生と死

作者: GG
掲載日:2017/07/04

何故死んではいけないのか。

何故生きなくてはいけないのか。


自分には何も無かった。死ねない理由も生きる理由も。


学生の頃は、勉強をやらされた。勉強はやれば良い点を取れた。良い点を取れば褒められたし、優越感に浸れた。しかし、自分の中は空っぽだった。


社会に出た。社会に出たらテストの点数なんて関係なかった。何をするにも自分で考えなくてはならなかった。空っぽの自分には何もできなかった。


どんどん追い詰められていった。

人と普通に話すことができない。自分と話すといつもおしゃべりなあの人も口を塞いだ。

気を利かせることができない。あの人はちゃきちゃきと動いて、皆に感謝された。


無視される。怒鳴られる。殴られる。誰も助けてくれない。


こんなこと普通の人からしたら、小さなことなのかもしれない。

「もっと頑張れよ。」

「誰でもできるようになるよ。」

そんな言葉も自分を追い詰めた。自分は普通ではないと言われているようで。


胸が締め付けられた。胃が縮み上がった。汗が吹き出た。涙が溢れた。脳が痺れた。死のうと思った。


どこでも死を考えた。

駅のホームでは、後ろから自分を押してくれと思った。電車に飛び込む勇気がなかったから。

道を歩いている時は、自分にトラックが突っ込んで来てくれと思った。トラックに飛び込む勇気がなかったから。


もう限界だった。

仕事もやらなきゃいけないことも全部捨てた。

楽になった。


「なんだ。死にたいんじゃなくて、ただ楽に生きたかっただけか。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。