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姫巫女の試練 後編

ひさしぶりすぎて、文章が書けるのが詰まって見える。



 さあ、次のお相手は誰かな? といいつつ、後ろ足に蹴りを入れて、ミミックを黙らせる。蹴りを通して、巫力を流し込むとミミックも動かなくなった。

 さてのこるは三体の餓鬼かーーこれなら楽勝ね♪、すでに勝ち誇る鈴蘭は、蜘蛛の糸に捉えられたが飢餓しゃべりきるまで待ってやる。


「へへへ、お嬢さん俺たち御なめちゃあいけなかったね、餓鬼のリーダーらしき少年?が吠えるがちっともこわくない」


「御託はいいからさっさと掛かってきてくれない? 退屈ーーそろそろねむくなってきたわ。 とふわーと隠すことなくあくびをして背伸び、完全になめきってる鈴蘭に対して、敵意をあらわにする餓鬼達、「もう怒った。 後悔するまで穢ししまくってやる」


「そうだ、こんな生意気な女子地獄に落としてやればいいのだ」

「そーだそーだー」

 子供扱いされていることで不平を漏らす。 本物のガキっぽいところが原点って言ってるのだ。


 二人の餓鬼はたいした実力がないことを鈴蘭の観察眼はすでに見に射ている。いわゆる音もモンスターにすぎない雑魚だ。

 中央のリーダーだけに意識を向ける。


 「ほう、ちょっとは見る目がアルらしいな。女ーー餓鬼は、それまでのおどけた仕草をやめて本性を現す。 彼は、翼をはやし、いきなりグレムリン(悪魔と天使の融合したような形態)に変化する。

 堕天使の中間って奴ね。なんで洋風なのかは知らないけど掛かってきてよ。軽くもんであげるからと、挑発を繰り返すのは何も鈴蘭がやる気がないからではない。

彼女のエリアに引き込むための作戦だった。


 その挑発に乗るように二匹の餓鬼が飛びかかってくるが、ーー先ほど張った結界にぶつかり、その力によって浄化されていった。「そんなーーこんな小娘に」


 退場した餓鬼を尻目にありゃりゃと、手を広げ、失敗したアピール。あくまでもリーダーを仕留めるつもりだったのだが、結界を無駄遣いしたなあと思う。


 「ククク我は、守護天使よ。そう簡単な罠に掛かるものか、貴様は、サタン様への貢ぎ物のしてやる! 死ねい」


 鉈のような凶悪な武器を振り和す天使、だが、見事に舞い踊るとそれを避ける

 「ほう、やるなとどうもくする堕天使に振り返りながら、剣の舞を見舞う。

 たいしたフィジカルでもない鈴蘭が与えたダメージはわずかだが、それがかえって、相手を本気にしたようだった。

「この屈辱、つけられた傷はこの無敗の堕天使レムルを本気にしたと思え!カァーーー」


 巨大な音量での共鳴は身体が揺らぐほどの振動音による攻撃だった。

 鈴蘭が膝をつく、三半規管をやられたらしい。


 だが、鈴蘭の強みは呪法であり、肉体的な戦いや膂力で相手を制するわけでは無い。そこまで強いペナルティではないと判断して式神を放つ。

 

「無駄だ、その技は一度みている。何度も同じ手が通じると思うな女ーー吠える堕天使に、じゃあみてないのお願いしますーーと、式に呼びかける、式神は人の姿をとり、二人の巫女となる。ライアとレイアの法衣姿だったが、それを知る鈴蘭ではない。


 彼女たちは剣と弓を手に迎撃する。オリジナルより大分ちんまい、使い魔となっているそれらは、だが劣化コピーではあるので、忠実に本人達の技を模倣している。もちろん鈴蘭いや白百合としてのイメージがなせる業だった。


 弓による迎撃と、剣線を切り結びながら、なおも戦い続ける堕天使。

そこへ追撃の一撃、

水と雷の合成術サンダー、ウォーターボールを投げつける。

 要するに雷の流れた水風船だった。天使は器用に避けるものの、所々が感電ダメージを受けているようだった。


「まずいな、思った以上にできるな女ーー話は違うが切り札を使うか」

 大きく息を吸い込んだ天使をみて耳と目を塞ぐ、それがミスリードだったらしく、

 口から破壊光線を吐き出した天使ーーそれを目を塞いでいたためよけることができずに吹き飛ばされる。「きゃあああ」


 痛いーーここ数年は味わっていなかった痛みが走る。 くぅ。よろよろと立ち上がるが、衣服は所々が裂けていた。 破壊光線の威力を物語っている。

 式神も衝撃で解除されてしまった。 ほんとのほんとに絶体絶命、鈴蘭ちゃんピーンチ。


「ふ、勝負あったな、おとなしく我の剣のさびとなるがいい。その魂冥界への土産にしてやろうーー!」

 だが、ここ、ここに至って、二度目の結界が起動される。先ほどは効力がなくなったとか伏線を張っていたが、最後に一発で切り札のを残していた。レイア姉さん曰く切り札は最後にとっておくものだった。

 はじけ飛ぶ天使。 だがまだ終わっていない、舞を舞いながら、とどめの一撃の詠唱を開始する。

「はらり、はらり、雪舞う夜に。夢はらり」


 ダイヤモンドダストだ。

急激に温度が下がっていく。凍結素して地面から動けなくなった天使。これが浮いていれば決定打にならなかったが、翼を衝撃で失っていた。天使は地面から足が離せなくなった。


「ムムムーー!」 と堕天使。


「終わりよ、こっちもボロボロだけど、そっちの方がより深刻ね、とどめを刺すわ手のひら何水と風を圧縮していく。

 これを打てば終わる。そう思ったのが油断だったのかもしれない。


 足を自身で切り裂いた天使が突進してくる。万全の状態であれば軽く避けられたが、消耗が激しい。

 突進を受けて転がる。だが足を切り裂いてしまっている相手は動くことができずに呻いている。 こちらに向け最後の力で破壊光線の魔力をためている。


「あれを受けたら私の負けだ。なんとか立ち上がるのよ鈴蘭」短刀に魔力を込めて刀身を伸ばす。ごめんね天使さん。

 貴方にはまけてあげられないの、じゃあねーー!?

 破壊光線が放たれる瞬間舞い踊る。 防壁が展開して受け止められた衝撃はそのまま反射された。それが堕天使の肩口をえぐった。


ぐはぉ。血を吐き出す天使、堕天使後も血は紅かった。鈴蘭は最後の力で剣舞を御舞う、伸びた短刀は長刀となり、正確に天使を刻んだ。 その命を冥界へと送る。


「ここまでか、しくじりました道満法師よーー! 天使は、余韻を感じているようだった。徐々にその姿が霧散するが、「貴様の勝ちだ巫女よいい戦いであった。まだ未熟だがソナタには見込みがアルせいぜい精進することだな」


「遺言までえらそうな奴ね。と軽口発する鈴蘭はその場に崩れ落ちた。

やった勝った、すごかったーーと、自画自賛、だがそれも最後の強気から出た言葉で、意識をが遠のいていく試験は合格なんだろうか? 最後に意識を失ったからダメかなとか思う?


幕間


 道満法師の前に傷ついた。鈴蘭ーー彼女は気を失っており、道満法師は傷の治療を開始するがふと思い当たる。 この少女は使える?

 彼女の胸に手を当て心音を聞きながら、その力強さ、生命の息吹を感じ取り、道満法師瞠目する。 いずれこの娘を自分の物にできれば、道満法師はズブリを腕を胸に突き刺すと、彼女の身体にある細工を施した。

 それは自分には決して逆らうことができないという束縛の術式、特定状況下で発動する。 刻印を満足にみながら、道満法師はほくそ笑むこれで安心できると。 傷が治った鈴蘭は。ただ安らかに寝息を立てるだけだった。


PVが伸びないので、気力が低めなんですよね。どうしたものか

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