〜夢の中〜
・**☆☆年12月11日(日) : 臨死体験
全力で走って男の子を助けた後、私はトラックに轢かれてしまった…。
「あ〜、みんなからなんて言われるのかなぁ?怒るかな?それとも泣くのかな? みんな…ごめんね。」
私は“緊急治療室”という場所に入って手術してその後、昏睡状態に陥ったそうだ…。
あの男の子、どうなったかなぁ?ちゃんと受験会場に行けたかなぁ〜?合格してると良いなぁ…。
『鳳凰の声がする…毎日来てくれてる…。どうしても体が動かせない!目覚めなきゃいけないのに…。』
私は、ある一つの夢を見た…。
そこは、みんなが集まっていて黒い服装をしていた。
先生や友達、家族、幼馴染…全員泣いていた。
『ねぇ…なんで私たちを置いて先に逝っちゃうの?』
それを聞いた時は、驚いた。そこからだった。
ここは何処なのか。なぜ私はここにいるのか。
不思議に思って建物を探検してみた、でも見覚えのない景色と建物全体から“悲しい雰囲気”が包まれている感じがした。
そして私は、ある事を思い出して家族の元へと行ったすぐに、激しい頭痛が目から涙が“ポロッポロッ”出てきて視界がモザイクが掛かったようになった。
『どうして今なの?もう少しだけ夢の内容ぐらい知ったって良いじゃん!』
そう思っていると1人の男性が立ってこう呟いていた…
「なぁ…〇〇。なんで急に居なくなるんだよ。それも〇〇〇〇だなんて…信じられるわけねぇだろ…。これじゃ、お前がトラックに轢かれた時と同じだろ。」
『ねぇ!!誰!!その声、知ってる。でも思い出せないの。ねぇ!待ってー!!』
そして私は夢から覚め、病室にいる事に気がついた。
私の横に立っていた先生みたいな人が、私の手術をしたであろう医者を連れてきてくれた。
後から聞いた話なのだが…この夢の体験には、
名前があり、〈臨死体験〉というそうだ…。