尋問(会話のみ)
「まずシーマさん、アイテムボックスのスキルを持ってるよね?」
「あぁ。持ってるよ」
「何故隠してたのかは予想がつくので聞かないけど、どうして今それを明かしてくれたの?」
「だって、バレる嘘ついてもしょうがないだろ? それに…」
「それに?」
「明らかにアイテムバッグには入らない量をシェリルの目の前で収納しちゃったしな」
「そうだね。ボクが確信したのもあの時だからね」
「出来れば他の人には内緒にしておいて欲しいんだけど…」
「もちろんだよ。下手したら国に利用されちゃうもん。ダミーのアイテムバッグってことにしておくよ」
「悪いな。助かるよ」
「でもでも、これからもボクがお願いしたら、何でもアイテムボックスに収納してくれる?」
「俺の秘密を守ってくれるんだ。もちろん出来る限りの協力はするよ」
「やったー! んふふふ…」
「ねぇシェリル、女の子がしちゃいけない笑い方になってるわよ!」
「だってさーセレナさん! アレもコレも何でも入れられるんだよ! 商人としたら成功したも同然なんだよ!」
「でもさ、シェリルには悪いけど、私たちが冒険者してるのは一時的なものなのよ」
「問題はそこなんだよねー。ずっと専属ってわけにもいかないだろうし」
「まぁ、それでも私たちがグランツにいる間は大丈夫よ。協力するわ。」
「ありがとう、セレナさん」
「ねぇシーマ? 話してたらお腹空いてきちゃった。アイテムボックスのものを食べてもいい?」
「もうシェリルに隠す必要もないからな。食べていいよ。シェリルにもあげるんだぞー」
「もちろんそうするわよ…。はい、シェリル。これ食べてみて。これが『ガイモ』で、こっちは『ブラックバード』よ」
「ありがとう、セレナさん………?!!!!! えっ?! 何これ? 両方ともスゴく美味しい! こんなの食べたことない! っていうか、何で料理が熱いの? その前にセレナさんはどこからコレ出したの???」
「あっ!」
「………えっと〜、シェリル? まずは落ち着こうか。俺から1つずつ説明するから」




