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勝者



「シーマ、大丈夫?」


「あぁ大丈夫だ。心配かけてごめんな。そっちはどうだ?」


「何人か息はしてるけど動けないよ」


「ありがとう。助かったよセレナ。それと………、シェリルもな」


「えぇ!?」


「エヘヘー。バレてたかー笑」



驚くセレナの後ろから、シェリルが照れくさそうに出てきた。



「悪いな。この前鑑定スキルでシェリルのステータスを見ちゃってさ。投擲ってあったから、たぶんシェリルだろうなって…」


「鑑定スキルも持ってるなんて…」


「とにかく助かったよ。危ないところだったからさ」


「うん…。ボクも役に立てて嬉しいよ」



いやー、ホントにヤバかったからなー。

シェリル様様だ。

どんなに言葉を並べても感謝しきれないくらいだもんな。


後はこの場を処理しないと…。



「それでさ、シェリル」


「ん?」


「コイツらどうすればいい?」


「うーん…冒険者ギルドに討伐依頼があるだろうから、ギルドに持っていきたいところだけどね」


「じゃあ、全員殺してアイテムボックスに入れるかー」


「ちょっと待って。ボクに考えがある」


「どうするんだ?」


「いいからいいからー。任せといて笑」



シェリルはそう言ってニヒヒと笑いながら山賊の残党の元へと足を進めた。

生きているのは3人だ。他のヤツらは既に死んでいた。生きてるヤツらもうーうー喚いているがそんなの知ったこっちゃないが、ソイツらに向かってシェリルが話し出した。



「ねぇ? あんた達のアジトはどこにあるの?」


「そんなの言える訳ねぇだろ!」


「あっそ。じゃああんた死んで」


シュッ

グサッ


「ウゥッ!!」



そう言うや否や、シェリルは喋ったヤツの心臓目掛けてナイフを投げて、呆気なく殺してしまった。


シェリルって結構怖いな…。

セレナも俺の手を掴んで、ジッと様子を見守っている。



「それじゃあ、次はあんたね」


「ヒィィィ!」


「アジトはどこ?」


「分かった。言うから助けてくれ!」


「何だと!お前裏切る気か!」


「あんたうるさい。死んで」


シュッ

グサッ


…。

今度は仲間がバラそうとしたのを止めたヤツを殺した。

残りはバラそうとしたヤツだけになった。



「残りはあんただけになったねー。それで、どこにあるの? 」


「わかった。言うから助けてくれ!」


「じゃあ早く言ってよ」



そう言いながらも、シェリルはナイフを構えている。投げる気満々だ。



「あの山だ」


「あの山のどこよ?」


「中腹辺りにある洞穴だ」


「じゃあ案内出来る?」


「わかった」


「お願い…あんたも死んで」



シュッ

グサッ



………。

結局みんな殺しちゃったよ。

これからどうすんだ?



「シーマさん、悪いんですけどコイツら全員アイテム…バッグ?に入れてください」


「あぁ、わかった」



俺がまだアイテムボックスのことを伝えてないからか、シェリルは疑問形になりながらも収納をお願いしてきた。

俺はシェリルの言う通りに、山賊全員の死体をアイテムボックスに入れた。



「じゃあ、行きますかー」


「え? どこへ?」




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