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プリン



無事に材料を買えたので、早速宿に戻って料理に取りかかることにした。



作るのはプリンだ。



卵に牛乳に砂糖。何気にフレンチトーストに使う食材がほとんど同じなのだ。工程こそ違うが、多少違うことをやってもセレナには気付かれないだろう。

プリンには冷やす時間が必要だ。前もって作っておいて の冷蔵魔道具で一晩冷やしておくことにした。

途中でセレナに何を作ってるのか聞かれたが「フレンチトーストのアレンジを試してる」って誤魔化した。正直に言ってしまってはサプライズにならないからな(苦笑)



そして、翌日。

シンシアさんにフレンチトーストをご馳走する日だ。

そして、プリンが完成する日でもある。俺的にはこっちのほうが重要だ。なんたってセレナの笑顔が見れるだろうからな。楽しみで仕方ない。



約束通り、午後になったら厨房に入ってシンシアさん用のフレンチトーストを作った。セレナの分と一緒にテーブルへセットしたら、早速シンシアさんが食い付いてきた。



「これがエテルナの言ってたパンなのね...」


「そうですね。エテルナさんには何度かお願いされて作ってました」


「何度か...」



やべー、口が滑った!

でも、まぁいいか。

どっちみち厨房借りなきゃいけないしな。フレンチトーストくらい問題ないかな。



「気に入っていただければまた作りますよ。俺も厨房借りる口実が出来ますので(笑)」


「そう? その話はとりあえず置いておいて、食べてもいいかしら」


「えぇどうぞ。ご遠慮なく」


「それではお言葉に甘えて...!」



フレンチトーストを口にしたシンシアさんは一瞬だけ目を見開いたが、その後は黙々と食べ進めている。もう少し反応が欲しかったところだが、好みは人それぞれだから仕方ない。



「ねぇシーマくん?」


「何でしょう? もしかしてお口に合いませんでしたか?」



俺はちょっと気になってたフレンチトーストの感想を聞きたくて返事をしながらも質問で返した。



「ううん。とても美味しかったわ」


「そうですか。それはよかったです」


「私が聞きたいのは昨日から冷やしているモノのことよ」



そっちかー。

プリンは何個か冷やしてあるからシンシアさんにあげてもいいけど、最初はセレナに食べてもらいたいんだよな。



「あのデザートはセレナのために作ったものなので、セレナに食べてもらった後でよければ出しますよ」


「えぇ、もちろんそれで結構よ。昨日から気になってたよのね」



まぁ予定外ではあるけれど想定外ではないので、特に問題ないだろう。冷蔵魔道具から1つ取ってきて、まずはセレナの前に出す。



「セレナ、いつもありがとう。これは君のために作ってみたんだ。食べてくれるかい?」


「私のために作ってくれてありがとう。とてもうれしい」



ここのところ女性関係で不安にさせちゃってるようだから、セレナが一番だということをアピールしておかないとな。


この先も何があるかわからないし...ね。



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