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陸斗君は右腕を隠したがる  作者: びおれ
9/14

ドッジボール(後半戦)

さて、ここからどうする?


幸いにもボールはこちら側。だが持ってるのは左湾だ。

そうだ。どうせへなちょこなんだ。一つ提案しようか。


「おい、左湾」

「なんだ」

「左手で投げてみよ」

「なんでだよ。さっきも言ったけど俺は右利きなんだよ」

「コントロール悪くてもいい。右で投げるよりましだ。そのかわり思いっきり投げてみろ」

「どこ飛んでも知らねえからな!」


そう言って思いっきり振りかざした。狙いは浜口だ!


「さあこいよ!」浜口も狙いは自分だと察したのか声をあげた。

「おらああああ!!」ぶおん!!!


めっちゃはええ!だが…ボールは浜口とは全然違う方向に行ってしまった。やはり左手は無謀だったか…


そう思った矢先向こうのチームから悲鳴が聞こえてきた。


なんと左湾が投げたボールは山口グループとは違う人にヒットしたのだ!さらに運がいいのかボールは連鎖しもう1人のモブにと炸裂した!!


「いいぞ!左湾!やるときはやるじゃねえか!」

「ももももちろん狙い通りだ」

「調子のんな左手シコやろう!」


これで2対3だ。勝機は見えてきた!


「くっ、まさかノールックで当ててくるとは…」

違うんだよなあ浜口。ただの偶然だ。勘違いするだけ好都合だがな。


その時「頑張れ!!」「いいぞお左湾負けんな!!」

味方の外野から応援が飛んできた。


「おい!俺らのチームも応援しろよ!外野ども!」

山口が応援を強制させた。


「が、頑張れ山口君!」「ま、負けるな」


う〜わ独裁政治かよ。


「山口だけじゃねえんだぞ!いっくぞおおお!」

浜口がボールを投げた!狙いは俺か。キャッチの構えをした。


だがボールは俺ではなく左湾の方に飛んでいった。


 「よけろ左湾!!!!」

「しまった…!」左湾が思わず声を出す。


次の瞬間浜口のボールが左湾の体に当たった。


「間に合わなかったか…!」


「す、すまねえ…後は任せた…」


そう言って外野へ行ってしまった。俺1人でどうやって山口グループを倒せと言うんだ。


「キャーーー!浜口くんかっこいい!!」


黄色い声援が聞こえる…。女子だ。別の所でドッジボールをしてた女子が早く終わり男子の様子を見に来たようだ。

よりによってなんでこの時に…!


「え、今ノールックだったよね!まじイケメン」

「顔もカッコよくて運動できるとか普通に反則だよ!」

 

女子達が噂してる。浜口が褒められてるのが気に食わないのか山口が少々嫌な顔をしてる。


ボールは俺だ。だがこんなに大勢が見てる中ボールを投げるわけにはいかない!俺はしぶしぶ外野にパスした。


「え、ないわ〜ひょろひょろだからって外野に渡してるのダサくね?」「これだからインキャはつまんないわ〜」


くそっ、聞こえてんぞ女子ども。


「おいおいビビってんじゃねえよ師湖くんよ!投げてこいよ!」


山口が挑発してくるが気にするな…

味方の外野がボールを投げたが山口にキャッチされた!


「さあとどめといこうか!陰キャ君〜」


と同時にボールを投げたがひらりとかわす。

相手の外野のボールもかわす!


だがこのままでは埒があかない。どこかで攻めなくては。


「お前さ、何部?」


山口が質問してきた。


「帰宅部」


「ふっ、やっぱり陰キャじゃねえか。俺普通に無理なんだよなあ。そういう陰キャが集まるカスみてえな部活に所属してるやつら。同じクラスにいるだけでイライラすんだよ。」


周りの女子もざわつき始めた。

「帰宅部だってww」「どうりでガリガリなんだよ」


「目障りなんだよ!」そういって思いっきり振りかざした。


ふぅ…

俺は集中した。そして山口の全力のボールを受け止めた。


「なに…!」周りがざわつき出した。


まさかここまで言われるとは思わなかったな。俺は右腕を思いっきり高くあげ振りかざした。


「帰宅部…なめんなよ。」


そう言ってボールを投げた。ぶぉおおおん!

「は、はや…ぐはああああ!」


山口はキャッチできなかった。アウトだ。

まあこれは帰宅部のおかげじゃなくマスターベーションのおかげだがな。



















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