ドッジボール 前半戦
「チーム分けするぞ。先生も君たちのこと分かんないからざっくり決めよう!ここから半分が赤チーム。残りが白チームだ!くれぐれも本気でやってくれよな!」
もちろん男女は別々だ。となると40人クラスだから男子は半分の20人。つまり10対10となるわけだな。
まてまて、このままチーム分けすると名簿順的に相手チーム強そうなやつで固まるぞ!
「ではチームごとならんでくれ!」
実際に並んでみて分かった。明らかに相手は強い。中でもうちのクラスの中心的存在の
山口龍弥
浜口誠也
中村健次郎
が名簿の関係で相手チームにいる!
「こりゃ勝ったっしょ!」
「チームの差がありすぎっしょ!」
山口グループが調子に乗り始めた。そりゃ誰でもそう思うわな。
「おい、師湖。勝つぞ」誰かが肩を叩いた。
振り向いたらそこには左湾がいた。
「左湾!?お前俺のクラスだったのか!」
まだ学校始まって3日しかたってないとはいえ気づかなかった。ほんとに周りの人に興味ないからなあ俺。
そして両チーム外野を2人決めてゲームが始まろうとしてた。最初のボールは相手チームだ。
「それでは!はじめえ!!」
最初のボールは…山口か!どれくらい強いかお手並み拝見だな。
「それじゃあいくぜ!!」
掛け声と共に山口はボールを投げた。ブォン!
「くっそおお!あたっちまった!」
早速味方1人が脱落してしまった。あれ普通に早くないか?
だがこぼれ玉を味方が拾ってくれた!ナイス!
「おらああ!」悪くない玉だ!だが…
「ナイスボール!」山口グループの中村にキャッチされた。
くっそおこいつら見た目だけじゃなく普通に強え!
「くうらえええ!」中村のボール!だが誰かがキャッチした!
「甘いな貴様ら」なんと取ったのは左湾だ!
「ナイス左湾!!やっちまえ!」
左湾が投げた!!ひょろ〜。
え、よわ…
「おいてめえの左腕は飾りかよ、なんで左で投げねえんだよごるぁ」
「俺は右利きだ」
「なんでテニスは左手でやってんだよ!絶対テニスやってねえだろ!やっぱりお前左手派だろ!!」
「チャンスだぜ!」浜口が俺らが言い争ってる間にボールを投げてきた!
「あっぶね!」なんとか間一髪避けた。
なるほど分かった。左湾は使えねえ!
それから山口グループの猛攻が続いた。こちらのチームもなんとか頑張ったが残り2人になってしまった。俺と左湾だ。
俺は右腕がムキムキなのがバレたくないので逃げに徹した。左湾も使えねえ奴だが逃げ足だけは早いようだ。
対する相手は5人。もちろん山口グループは全員生き残ってる。
「くっそ、残ったの左湾と俺だけかよ」
「ここまできたらやるしかないな師湖」
2対5か、ここから巻き返せるか?
次回いよいよ決着!