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陸斗君は右腕を隠したがる  作者: びおれ
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部活決め

 「おお!陸斗!お前もこのクラスか〜!」

こいつは芳賀連斗はがれんと。中学からの友達だ。


「おお〜!連斗か!また3年間よろしくな!」


「相変わらず長袖だなあお前!高校生はちゃんと筋トレして半袖になれよな!!」


中学では筋肉が無く恥ずかしいから長袖にしているという設定にしてある。


「お、おう!頑張って筋トレしてみるわ!」


左腕だけ筋トレとかめんどくさくて絶対したくねえよ!まあ高校生も3年間長袖だな。


「ところで陸斗。お前部活どうするんだ?俺はもうバスケ部って決めてあんだ!お前も高校生になったから心機一転して運動部入ろうぜ!」


部活か…半袖にならない部活がいいな。


バスケ部…あちい サッカー部…あちい 水泳部…論外


ってか運動部はやっぱりだめだな!!

となると美術部あたりが妥当かな。くそぉこの学校も部活は強制なんだよなあめんどくせえ。


「俺は美術部にするよ!」


「はあ?お前絵に興味なんかなかったろ!」


「最近興味あるようになったんだよ!お前は芸術の素晴らしさを知らないようだな!」

もちろん俺も知らないがな…


「そっかあ…まあ頑張れよ。俺はバスケ部入って彼女作って青春してくるからさ!!」


そういって連斗は去って行った。

彼女かあ…俺はガリガリイメージをつけてるから彼女は一向にできないんだよなあ…

別に欲しくないわけじゃないんだけど年中長袖男を好きになる女子なんかいねえよ。ま!俺は生涯独身を貫いて見せるさ!


さてと…美術部に入部届け出してくるか。


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