プロットみたいなもの設定みたいなもの(随時更新)
第一章
連続殺人鬼アルフレッドベスパーの話。
巷を騒がせていた連続殺人鬼の捜査は人里離れた村を中心に殺人に手を染めていたことや当時のことなかれ主義的な政治体制によって長い間、暗礁に乗り上げていた。村の釣り人が湖で遺体を発見し、自警団が村中に蟲を解放、魔力の残滓を嗅ぎ分け、アルフレッドベスパーを発見。蟲による攻撃で彼を無効化し『魔力封じの手錠』で拘束することに成功。(村民たちは召喚者をもてなすための見世物としてアルフレッドを蟲の苗床に仕立て上げるのが目的)彼を切妻屋根の小屋の中に収容する。
恋人レナードを殺されたアンナが給餌役を買って出る。蟲の卵を食事に混ぜてアルフレッドに与えるアンナ、そんな彼女の中にかつての母を見出した彼は妄想の中で彼女を慰み者にし始める(エロ描写初挑戦)。食事の中に蟲の卵が混入されていることを知らないアルフレッドは次第に体調不良を訴え始める。数日後、自分の糞便の中に何匹もの蟲の幼虫が蠢いているのを見て、給餌にきたママ(アンナ)をアルフレッドは鉄格子越しに潤んだ瞳で見つめ、助けて欲しいと懇願する。アンナは全く意に介さずそのまま小屋から立ち去るのだった。
第二章
召喚の儀式。
人里離れた山奥にある寒村、ウィンストーン村では『召喚の儀』に向けて着々と準備が進んでいた。『召喚の儀』は異世界(並行世界)から人の姿をした異形の存在(村ではヌイチナと呼ばれる)を呼び寄せる儀式であった。召喚の儀の効力は5日間のみしか持続しない。村人達は召喚したヌイチナ達を1日目は五体投地で拝み敬う
ウィンストーン村は並行世界(エヴェレット多世界解釈について言及するかしないか検討中)では日南国の柴谷集落と紐付けられている。柴谷集落には5年に1度、若い男女を神に捧げる因習があった。選ばれた2人は必ず一夜にして神隠しに遭う。柴谷集落では神隠しに遭うことは神の国へ旅立つことを許された特別な存在であることの証左でありこれ以上ない誉れであるとされている。
前回の神隠しから5年が経過したこの年、16歳の向坂浩二と新橋由紀の2人が神への供物として選ばれ、彼らは神の国へ旅立つ。村の有力者に囲われ鹿野川渓谷の断崖中腹の洞穴に連れてこられた2人。神納岳から噴出した溶岩が急速に冷えていくことで形成された柱状節理(六角柱状の裂け目の並び)が対岸の切り立った山崖に露出している。
川のせせらぎだけが聞こえる薄暗い洞穴の中で蝋燭の頼りない明かりが2人の輪郭を壁面に浮かび上がらせた。向坂浩二が現世の肉体を捨て神の国に旅立つ前に性行為がしてみたいと新橋由紀に詰め寄る。しかし神の国に穢れない肉体で旅立たねばならないため、互いに処女と童貞であらねばならない。そのため向坂浩二の頼みを由紀は口腔性交であればという限定付きで了承する。口腔性交を開始。行為後2人は眩い光に包まれ意識を失い異世界に転移する。
2日目、ヌイチナとなった向坂浩二と新橋由紀2人は村人からアルフレッドベスパーのいる小屋に連れていかれるのだが……