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プロローグ
1から7は、入り乱れる___
失踪と暗幕
服従の安住
表裏一体と化し
またの者を利用する
招かれざる客に
拒まれた客
全てを操り、そして壊す
白と黒は、立ち上がる___
自分の望むままに、
取り戻すために…
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序列を順に、壱から漆とする。
壱は妖精のセカイ。
〝ファンタジー〟はここから生まれた。
神にお仕え出来るのはエルフの女子のみ。
弐は安住のセカイ。
住民は全て同じ民族に属する、平和な地球。
壱から漆の中でも、最も多くの魂が存在する。
参は獣人のセカイ。
羊の治めるこのセカイは飢えを知らない。
地球での魂の形が現在も保たれているかは分からない。
肆は孤独のセカイ。
ここでは関わり合うことに意味は無い。
親も子も、神までもが心地よく暮らしている、そんな気がするのだ。
伍は永遠のセカイ。
子供の子供による、子供のためのセカイ。
ここでは誰も老いず、誰も若返らず。
招かれざる客はどちら様…?
陸は魔法のセカイ。
古より伝わる秘伝の技は、ここに集約されたり。
明るい月夜は、何処までも。
漆は夢のセカイ。
誰もが望む、自分のままに。
君を探しに、おやすみなさい。