表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/8

⑸『うたと、かたりに、ついて』・・・非在と実在

⑸『うたと、かたりに、ついて』


   ・・・非在と実在



うたも、かたりも、録音したり、記録したりしなければ、形としては消失してしまうものだ。場所としては、非在となる。しかし、形ではなくとも、記憶という能力によって、人間は、音や言葉や文章を残存させることができる。これは、確かに、実在として位置する。



しかし、記憶というものも、いつかは消えてしまうし、伝承しても、在りのまま残すことは難しいだろう。この、非在と実在という問題に関して、リアルタイムの実現象において、うたは、まさに空転し、空間を彷徨い、人々に届くことになる。それは、かたり、としての、会話も同じことだ。



つまり、録音し、記録しても、実現象には勝るものがないという、結論に達することになる。それ故、うたと、かたりの、実現象程、危うく、また、美しいものはない訳だ。日々それを心掛けることで、まさに、うたや、かたりから、人生に於ける充実が、与えられるのである。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ