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⑵『うたと、かたりに、ついて』・・・叫びと会話に通じるもの

⑵『うたと、かたりに、ついて』


   ・・・叫びと会話に通じるもの



今章も、うたと、かたりに、ついて述べたいが、所謂形而上、形而下、の問題については、うたにも、かたりにも、二重の実存があると定義するのが適当であろうと思う。つまり、うたを、形而上を(観念)を、観念のままうたうこと、また、形而下(感性)を、感性のままかたること、と定義することである。



上記した様な内容は、これはどういう作用かと言うと、芸術的な現象ではなく、日常に於ける作用のことなのである。形而上そのままにうたう、うた、は、叫びとなるし、形而下そのままにかたる、かたり、は、会話となる。此処において、芸術の終焉が、日常に形として、残存するのである。



この、叫びと会話に通じる、うたと、かたりは、非常に身体的である。何かが壊れてしまったものが、そのまま芸術を非芸術へと連れていくかの様である。うたと、かたりは、芸術的側面を持っていながら、ふとした絶望の誘いによって、極普通の、現実解体へと導かれるのである。

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