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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

平和すぎた魔族の国にモヒカン系勇者の軍勢が攻めてきた

新作のサイドストーリーになる為

短編として投稿いたしました。



かって戦乱が全く起きなかった魔族の世界Side


(わらわ)が治める平和な魔族の国に勇者の軍勢が突如現れ、傍若無人にして凄惨な非道な侵略を始めている。


その容姿は伝承に伝わる通り、粗暴にして凶悪、蛮勇にして無慈悲で到底英雄伝に伝わる勇者とは似ても似付かないほど醜悪な姿だった。

時折、『ヒャッハー!』とか『ヒャヒャヒャヒャ、魔族は殲滅だ~!』などと奇声を上げ無抵抗な魔族の民を無差別に襲っている。

そして妾も民達を逃がすためにゲート(門)を開き避難誘導をしていた時、全身に恐ろしげな紋様を施した戦士の斧に一振りで倒されてしまい、今や亡霊として、この地に縛り付けられていた。


「オイ、ネクロマンサー、その、チビの悪霊はきちんと、この地に縛り付けて置けよ?」


「へい、大丈夫ですよ、もう、コイツに俺たちに抵抗するだけの力は残ってやせんぜ?」


ゲスが・・・・・・ こんな品も教養も無いゴロツキに亡霊としてこき使われるのかと思うと、自分の無力さに腹が立つ、この世界ではほとんど争いが、なかったので妾より前の魔王が軍を解体して以降、皆でその平和を享受していた。 人間とは不可侵条約を結んでいたが、どうやら、この千年の間、人間達は力を蓄え我が世界に乗り込んできたのだっ。 千年前は我等の王が人間界に攻め入って、勇者に倒されて以来、彼等の世界には攻め込んではいない、だが、彼らは恐ろしい武器を作りだしこの世界に攻めてきた。

たとえば、弓矢よりも正確に敵を射抜く火を噴く杖のような武器や人が担いで撃てる小さい大砲のような物にかなり高位の魔法を使う魔術師や勇者の武器を量産化した白兵集団等の前に、我らは敗北し、妾は殺され今は魂を死霊使い(ネクロマンサー)に捕らわれていた。

そして、師団長の前に突き出され、この惨状を見続ける事しか出来ぬ。

それを知ってか知らずか、師団長が子供のようにはしゃぎながら。


「それもそうだった、んじゃ、ソイツに俺達の華麗な戦いを見せ付けてから、お前の手下にしーーぐばっ!」


突然、妾を不快極まる目で見て、そう言いはなった男の頭が一条の魔弾によって吹き飛ばされる、妾や周囲の男達が辺りを警戒していると、妾達の頭上の空に【男装の礼服を纏った魔神】が四枚翼の翼を羽ばたかせながら、妾を見下ろしていたが、妾に向けられたその視線は【安心しなさい、私は敵ではありません】と穏かな視線を妾に向けて見つめていた。


「な、何だ…… アイツは……?」


「誰だ! お前はっ」


「そうですね、強いて言うなれば、貴方と同じ【異世界】の魔王ですね、異世界の侵略者の皆さん」


彼女は穏やかに、自身の眼下に群がる軍勢にそう告げた、辺りから戸惑いとざわめきが広がり、彼等も攻撃の手を休めていた、それを見計らって、異界の魔王は夜空の星星の数は有る程の規模の魔法陣を空に展開させると、地上の人間たちの軍勢に情け容赦なく死の光の雨を流星雨のごとき規模で降り注がせた。


「うおっ! ゆ、勇者部隊はなにしやがるっ」


「あ、相手は女1人だ、銃兵空に向ってうてぇっ!」


「ば、馬鹿言うなっ、あん空高く飛んでいるヤツに銃なんか当たりっこないぜ、ひぇぇぇっ」


口々に喚きながら逃げ惑う兵士達を尻目に、異世界の魔王はゆっくりと地上に降り、妾の所にゆっくりと歩いてくる、空に展開した魔法陣からは絶え間なく地上にし死と滅びの雨荒らしが降り注ぎ、異世界の人間の軍勢を葬っていた。


「へ、へへ・・・・・・ 近づければ、こっちのモンさ、しねぇっ、ばえっ!」


「こうなったら、俺の聖剣で・・・・・・ぎゃっ」


「下種共が我が前に立ちはだかる等、億年早いっ、消え失せよっ」


彼女が手にする剣を振るうだけで、(わらわ)の周囲に居た兵士や将軍達が一瞬にして地理も残さず消滅する、まさか、この方が異世界の魔王にして冥王に仕える【準破壊神】の【ミレミアム・サンダルフォン】・・・・・・。


「私に怯えて動けぬか? ならば慈悲をやろう、蛮勇の徒共、己が異世界を我が物にさんと攻め入る事、世界を破滅に追いやる大罪と教えてやろう、そして、私に許しを請う間も無く、塵芥に還るがいい!」


「に、逃げろっ! こんな、化け―――」


「ぎ、ひゃっ!」


怯え、逃げまどう敵兵士を切り裂き、時には魔弾の餌食に辺りは気が付けば、10万敵兵の骸大地が多い尽くされていた。(わらわ)は、目の前で繰り広げられる圧倒的な破壊と一方的な虐殺に戦慄を覚える

(これが、戦乱が終らない世界の魔王の真の力か・・・・・・ なんと恐ろしいき事か・・・・・・)

そして、彼女は、あろう事か逃げる敵にも容赦をしなかった、彼らが開けた異世界のゲートに敗残兵が殺到すると、それをまるで見計らったかのように特大の魔弾を片手で放つと、とてつもない大規模な爆発で辺りが物凄い光芒に包まれ、侵略にやって来た、人間達の軍勢は跡形も無く消し飛んでしまった。辺りには、途方も無いクレーターが存在しているだけだった。


「フム、こんな物ですか? ファイネル、ツヴァイ、生き残っている魔族の保護を最優先にしてください、また、亡霊になった魔族を冥府の扉の前まで連れて行くのを忘れないように。

私は、ゲートの転移先に向かい、その世界の、この馬鹿げた侵略を実行に移した者を国ごと消し去ります、これは天界の【勅令】ですので容赦はしません、あちらの世界で、ラグナロクを始めてきます」


「ハッ」


「了解しました、ミミ様」


部下の二人にミミは背を向ける事無く、そう告げると次元の扉を開いて、この世界に攻め込んできた人間の国を滅ぼす為に、自ら単身で乗り込んでいった、部下は双子の姉弟で冥王の部下をしている。

姉のファイネルは銀髪の長髪の少女で弟のツヴァイは銀髪のボブカットの少年だ、しかも二人ともミミより年上でもあるがその実力はこの二人掛りでも彼女には勝てない事を二人は良く知っていた、そして、呆然としている、この世界の魔王の前に臣下の礼し、その場にかしずくと。


「冥王様より、魔王陛下を始め、亡くなられてしまった方々を冥界にお連れせよと、勅命を受けて持参いたしました」


「本来ならば、我が主たる冥王がお迎えに上がるのですが、この世界の命の大半が冥界に殺到していて、我等を向わせた事を主に代わり、その非礼をお詫び致したく存知上げいたします」


「う、ウム、(わらわ)も本来で有れば天命を全うしてから、そちらに向いたかったが

これも、当に滅んだものの定めよ、道中の案内宜しく頼もう、後、道中、人間側の穏健もおると良いのだがな」


彼女は、そう言い案内をツヴァイに頼むとファイネルは生存者の捜索に取り掛かった、幸いこの世界は十分復興可能なレベルの物でミミが異世界の人間界を滅ぼしても、今回の侵略に従うしか選択が出来なかった人間達を受け入れる位の余裕が有った。

もっとも、ミミは今回の侵略を実行した張本人や諸手を上げて賛同した者達を生かしておく気は毛頭無いが・・・・・・。


※※※※

異世界人間界Side


かってこの世界には、機械化文明は余り栄えていなかった、それも、自称【天から降り立った】覇者が、この世界に見たことも無いような、近代兵器を造り上げた、勿論これには裏話がある。

この男、実は転生者で生前の知識を思う存分引き出して、さらに禁忌とされた【転生】の秘術と神殺しを行い世界を我が物にし、更にこの世界の資源がそこを尽きた時、異世界のゲート(門)を開いて別の異世界を植民地にしようとしていた。

勿論、天界も黙って視ていた訳でもなかったが、起こりこんだ戦神がまさか返り討ちに遭ってしまい、その結果、今回の事態を赦してしまった、そして、普段から余り重要な件が持ち上がらない限り決して呼び出されることが無い。

しかし、今回は状況が違う、転生者が別の世界に侵略を仕掛け、更に天界に攻め込もうとしていたことが判明し、更に移民を提案していた一派を黙らせるか、それとも粛清をしたらしい。

そして、神々は冥王を呼び出し、ミミに討伐の勅命をだしたのだった。


「ほぅ、先遣隊10万が全滅しただと? ふむ、だとすると、あちらにも転生者でも居たか?

まぁいい、オイ、直ぐに飛行戦艦5百隻を差し向けろ」


「御意、神大帝陛下」


彼は腹心の部下に自らの切り札の飛行戦艦約1万隻の内5百隻を攻め込んだ魔族の異世界に差し向ける事にした、彼の計画ではロクに闘い方を知らない魔族の連中など直ぐに、近代装備と対魔族用装備の10万で制圧出来ると考えていたが、どうやら、あちらにも転生者が居て、武装化していたと判断をしたが直ぐにそれが間違いだったと気付く、何故なら、突然、空に見たことも無い巨大な魔法陣が現れその中から、冥王の腹心の女魔神のミレミアムサンダルフォンが姿を現したからだ。

しかし、彼は臆する事無く、自慢の最新鋭のデルタ翼式の空中戦闘艦5百隻が、たった一人の魔王目掛け突撃を開始した、それをミミは冷めた眼差しで見ていた。


※※※※

ミミSide


デルタ翼の飛行戦艦ですか? 空中戦力の飛行機も間違いなく、メイドインアース(地球製)ですね?

それにしても、これだけの数を惜しみも無く軍事費に注ぎ込むとは、まさに、暗愚の極みですね?

それだけの予算があれば、そんな下らない物を造る前に、多くの民を救えたでしょうに。

王としては、文句無しの0点以下です。


「艦隊戦力、たったの五百・・・・・・ 全くの戦力外ですね? 私を斃したければ、国家としての全戦力を出し惜しみなく総力戦でぶつけなければ、私は斃せませんよ?」


わたしは、そう呟くとゆっくりと飛行を止め、空中姿勢で片腕を敵艦隊に向けて【力】を解放する。

巨大な魔法陣が私の前に展開され、凄まじい魔力の本流が目の前の五百隻の艦隊を容赦も無く全て吹き飛ばす、直射線上に展開していなかった(ふね)も衝撃で真っ二つに折れ、海へと堕ちて行く、中には回避をした直後に僚艦に接触して大破爆散する艦も有った。

微かに、プロペラの音が聞こえる、どうやら、目の前の敵に気を取られすぎたようです、一隻のミサイル艦が護衛機に護なれながら、こちらにミサイルを放ってきたのです、どうやら、魔力を持つものに反応する誘導弾の様ですね、囮の魔力をばら撒いて逃げるのも間に合いそうに無いので、拡散するイメージで魔弾を放ち、私に向ってきたミサイルと戦闘機を一気に破壊して、高速で敵艦に接近して敵艦の装甲ごと素手で破壊して撃破しました。


以前、誰かが言っていたのですが『ミレミアム様は御独りで戦争をしている10の大国と渡り合えるそうですね? ならば、魔王軍など不要では?』と言われた事がありました、勿論、私は不機嫌な顔をしながら『そうですね、それは、相手が無能の極みの場合ですよ。私が独りで【戦争】をする場合は絶対に独りで勝てると確信した時だけです、なにしろ、短期決戦でしか私は自身の力を発揮する事が出来ないのは、つまり、もし、私の読み違えで独りで長期戦にもつれ込んだら私は案外簡単に敗北するでしょうね? まぁ、私を打ち負かせる事が出来る相手は条件付で、3人くらいですが?』と言った記憶がある。


そう、私は魔王としては[出来損ない]だった、長期間の魔力の使用は私にかなりの負担を掛けるので、あまり魔力を使わない手段として、魔王軍の再編を行い鍛え魔王軍を最強の軍団へと鍛え上げた。

そして、彼女自身は余程の状況に為らないぎり前線に出ることはなかった。


「さて、進軍まで暫く、時間は有りますから、今のうちに体力を回復させましょうか?

流石に、異世界での殲滅戦と此方への進撃で魔力を少々使いましたしね」


彼女は大気中の魔力を一気に体内に吸収をする、しかし自然の魔力が希薄な為か、国力を総動員した

空中機動艦隊の燃料に、魔力を殆ど使い果たしたのか回復がしたきしなかったが、厳しい状況は慣れっこだったので、手持ちの魔力が凝縮された精霊石から、魔力を吸出し改めて残りの1万隻の戦力を確認する、どうやら、空中空母はそれほど数は無いが砲撃力の高い戦艦を主軸にし残りは揚陸艦が多いようだ、ただ、戦闘機の数が艦隊の戦闘機より多い気がする、近くの空軍基地から掻き集めてきた様だ。


「なるほど、下は初期の複翼機に上は最新のステルス戦闘機ですか? よくもまぁ、あんなに無節操に戦闘機を揃えた物ですね?」


たぶん、あれは異世界の進行の際、相手の技術を想定して開発していたようですね、ジェット機では

大昔のレシプロ複翼機を撃墜は不可能だそうですね? 以前、地球に遊びに行った時、目つきが鋭く

眉の太い殺し屋さんがそんな事を行っていましたね?

後ろを取れなかったのが、残念でしたが、まぁ、それは、さておき、流石に鬱陶しいので

一撃で終らせましょうか? 空中艦隊と航空機部隊の上空に魔法陣をむすに展開させ、彼らが苦しまないように、私は一瞬で消滅させる事にしました。


「さぁ、滅びを詠いなさいラグナロク!」


無慈悲な光の光芒が当たり一面を包み込むと、空中艦隊と航空機部隊に地上の軍事基地や政治施設を容赦なく焼き尽くす、神大帝を自称する男に付き従う者達はこの一撃で一瞬で消滅した、残りの人間は、この世界に赴く時、神大帝に粛清された勇者や思慮深い政治家だった者たちの懇願でを聞き入れて業と見逃している、余り真面目に世界を滅ぼすと、今度は私が破壊神に格上げされてしまう。

私が忠誠を誓うのは、天界ではなく冥王様ただ1人だけ。

さて、此処で少し、ヒールらしく宣言しましょうか、私は念話でこの異世界の人間達に宣言をした。


「聞けぇ、愚かなる人間達よ、汝等の愚かな野望は、この、冥界の王の使い、ミレミアム・サンダルフォンが打ち砕いた、もはや異世界を我が物には出来んぞ、このまま、その愚かな野望と共に此処で果てるか、それとも、お前達を惑わし、この世界を破滅に導いた、張本人を我が前に指し出すがよい、さすれば、情けを掛ける事を考えてもよい。

今から三つ数える、命惜しくば、速やかに都からされっ!

一つ」


人々に恐怖と同様が走る、そして、わたしの予想通り、脱兎のごとく街から一目散に逃げ出した

兵士達も民間人に紛れて逃げ出しているが、方って置いても構わない。

わたしの目的は、あくまでも、この世界の消滅と神大帝ただ1人、その他の有象無象等、どうでもいい。


「2つ」


既に、私の前に立ちはだかる者はなく、ゆっくりと王宮に進んで行く。

もう、すぐそこまで王宮の最上階が見えてきた、シールドの魔術を展開しているが、私からみれば、無いに等しい。


「3つ」


私が数え終えると同時に城の周囲のシールドが消え、一人の男が白最上部のバルコニーで私を見下すような視線で私を見下ろしていた、かって、地球で魔術を独学で覚え、そして、冥王様に弟子入りし、あまつさえ、冥王城から、転生の秘術書を盗み見、転生を千年繰り返して来た。

ある意味、その生への執着心は私よりも化け物じみていて、探究心がその執着の原動力ならば、畏敬の念を覚えるだろうが、彼の目的はただ単に。


「お久しぶりですね? 相変わらず、前世の恨みを晴らせていないようですね?」


「ふん、お前が邪魔をしなければ、今頃、異世界の魔界を征服し尽し、前世の地球も俺の物にして痛さ、その暁には、俺を魔術オタクと馬鹿呼ばわりして連中を死ぬまで扱き使ってやれたさ」


と、コンプレックスむき出しの、とっくに人間を辞めて邪神に成り果てた男が私にお門違いの恨みをぶつけてくる、大体、この男とは顔を合わせたのが、2回位で殆ど名前すら知らない。

男が城内に消えると、私も後を追い城内に魔弾を撃ち込み、城の最上階の半分を半壊させる

瓦礫と炎で滅茶苦茶になった城内でシールドを張って、私を待ち構えていた。


「逃げなかったのは賞賛に値しますが、天界の彼方の討伐の勅令が出ていますので

早々にケリを付けてしまいましょうか?

無駄だと思いますが、抵抗せずに天界で裁かれる気は有りますか?」


「ねぇなぁ、なぁ、そんな剣なんか棄ててしまって、素手で掛かって来いよ?

折角の男装の麗人の大平原の元魔王さん? まさか、この俺が怖いのか、女?」


はぁ・・・・・・ 私相手に、禁句の言葉の一つですか? 正直、頭に気ました、生きて捕らえろとの事でしたが、この世界諸共消えてもらいましょうか?

私は魔力を両腕に込めると、男が何かの魔術を使う前に【切り札】であっさりと止めを刺す

この男では、私に勝てない、何故なら。


「かはっ、この剣・・・・・・ 破魂剣・・・・・・ クソ、魂が、吸われて、転生ができねぇ・・・・・・」


「最後に教えて差し上げます、私は【4つの超軍事大国】と【6つの軍事大国】を同時に1人で

相手に戦争した魔王です、如何に転生を繰り返してきても、【独り】で戦争をした事の無い

彼方等に遅れは取りませんよ」


最後に彼は、化け物とつぶやいて、消滅した、神々さえも殺せる破魂剣を冥王様からお借りしてきたので、彼を逃がす事無く仕留めることが出来ました。

私は、目的を果たした後、生き残っていた人間を引き連れ、この世界を消滅させた

そして、辛うじて生き残っていた魔族の生き残りの代表と話合った結果、彼らが武器を二度と手にしなない事とこの世界の再建に尽力する事を確認して、報告書を纏め上げた。


今回、私の準破壊神から壊神に昇格させると言う動きがあったが、ワザと人間を一部見逃したので引き続き、冥王様の元で仕事をする事になった、ちなみに、真に忠誠を誓っているのは

冥王様ただ御独り、神々にいいように使われるのは、此方も願い下げだ。


余談だが、異世界の幼い魔王も此方に勝手にやって来てしまった、理由は----


「あちらの天界はそれは、恐ろしい所であった、(わらわ)を殺めた屈強な筋肉ムキムキの

やたら奇声を上げる、狂人が沢山居たのだ、しかも、天界の神まで・・・・・・ 

頼む、暫く冥界の厄介になるぞ、宜しく頼む!」


どうやら、あちらの天界は<筋肉ガチムチマッチョな兄貴>の巣窟らしくて、さらにそこの神までもが

筋肉モリモリマッチョマンのモヒカスタイルの、為、幾ら彼が宥めても

この幼い魔王が大泣きしてどうにもならない程のトラウマを植えつけたらしい。


この魔王がとある異世界の魔王と共に転生をするのは、また別のははなしである


終わりSide

今回、ホンワカナミミさんは出てきませんでした

次回作品では何時ものミミさんに戻っています。

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