肖像画-「少年は恐怖した」 中編
土橋大地の物語は、いつでも敗北から始まる。
俺が役者を目指すことについて、はじめお袋は大反対だった。
苦労するのは目に見えている、なにも親父と同じような道を進むことはない、と。確かにそうだろう。芸能界の辛さを身をもって感じていたお袋からすれば、せめて一人息子には《普通で真っ当》な人生を送って欲しいと願うのも当然だ。
だが俺も退かなかった。あんなに全力で誰かに頭を下げたことなど他にない。最終的に親父の力添えが加わったこともあり、結局お袋は「勝手にしろ」と捨て台詞を吐く結果となった。……悪いことをしたというか、まあ、今となっては感謝だな。
そうしてどうにかお袋を説得したあと、俺は満を持してこの世界に飛び込んだわけだ。今度はそれこそ正式な《弟子》として、頂岳……《師匠》に会いに行った。頂岳祥一朗自らが講師を務める養成所に転がり込んだんだ。
小学校に入ってすぐくらいだった。そのくらいの歳にもなれば、自分より小さいくせに既に実績を積んだ子役などゴロゴロ居る。クソ生意気なガキどもに混じってひとり黙々と基礎を積むのはなかなか堪えた。さらに最悪だったのは、この間の撮影で大失態をやらかした時に、俺の顔を覚えていた奴が何人か居たことだな。何かにつけて馬鹿にしてくるそいつらに出来ることが、俺には出来ねえ。見かねた師匠がその時かけてくれた言葉は今でもはっきり憶えている。
「大地、役者を始めるのに、遅過ぎるって事は無ェぞ。
いいか、経験が役者を作るんだ。芝居をするってことは、要は人生を作るってことになる。 あのチビ達が俺んとこで稽古をしてるあいだ、お前は別の経験をしてたはずだ。あいつらが気分良くお前さんをおちょくってるあいだ、お前さんは『あいつらみたいに出来なくて悔しい』って思いを味わっただろ? その気持ちは、あいつらがいくら欲しがっても絶対に手に入らない、お前さんだけの宝物だぜ」
そろそろ気付いたかもしれんが、俺が夢幻座の連中に言っている台詞はほとんど師匠の受け売りだ。実に単純に、明解に、進むべき道を示してくれる人だった。役者としても教育者としても、あの人には一生敵う気がしねえよ。たぶん俺は死ぬまで、あの大きな背中を追っかけ続けることになるんだろう。その道すがらに少しずつ、貰った言葉の意味を解き明かしながら。
……簡単に言っちまえば、俺が師匠の言葉をちゃんとその場で理解できたことなんざ、ただの一度も無かったってことだ。
さっきの言葉も、単純に「悔しさをバネにしろ」くらいの意味に早合点して——ともかく勇気を貰った俺は、前にも増して全力で稽古に打ち込むようになる。稽古の時間外にも一丁前に自主練なんかしたりして、とにかく実力をつけてやろうと躍起になった。
そして幸いにも努力は俺を裏切らなかった。怒りや悔しさを原動力にするやり方は実際俺に向いていたし、図らずも状況が味方したんだろう。あるドラマのオーディションで——ちなみに、この時共演したのが宇多方だ——役を射止めたことで名が売れて、一つまた一つと仕事が舞い込むようになりだした。
ところで悔しい話、役者をはじめ芸能関連の仕事において、器量の良し悪しは結構なウエイトを占める。どうせ見るなら誰だって綺麗な顔の方が良いだろう。その点、宇多方の奴は凄まじかった。
勿論、あの卓越した演技力は認める。だがそれに加えて抜群の容姿だ。華奢な手足に艶のある黒髪、造りのいい西洋人形みたいに整った顔立ち……あいつも昔はあんなんじゃなかったからな。愛嬌があったし、くるくると表情のよく変わる「普通の子供」だった。俺と違って聞き分けもよく健気で素直、絵に描いたような《いい子》って言葉がピッタリ。
俺は面白くなかった。宇多方の態度も、メディアが宇多方のことばかりチヤホヤするのもだ。入ってきた他の仕事も大体俺はあいつのおまけ扱い、親父や師匠のこともあって風当たりは最悪だった。仕事が安定し始めても、入る仕事に主役級のものはほとんどない。
俺は常に、どこか飢えたようだった。次から次へ仕事を受けては、片っ端から食らいついていった。
有る事無い事吹聴してる奴らを俺の芝居で黙らせてやる。ここまでやれているのは、誰でもない俺自身の力なんだと証明してやると……周りを叩きのめす事にばかり夢中になった。そのためなら脇役だって捨てたもんじゃねえ。顔だけで選ばれたようなヘタれた主役なら、演り方次第で押し負かすことくらい屁でもねえからな。
二つ名までついた。《主役潰しの土橋》……だとよ。ご大層なこったと鼻で笑い飛ばしながら、気分がスッとした。それで「勝った」ような気分になってたんだ。やってやった、俺の実力を認めさせてやったんだとな。劣等感やら周囲の目を跳ね返したくて突っ張って、……知らせが入ったのは、丁度そんな頃だった。
『往年の名優・頂岡祥一朗 逝去』
——師匠が死んだ。
重度の癌だったらしい。あまりにも突然のことだった。寝込む直前まで仕事もして、ごく一部の人間以外にはひた隠しにしていたというが……それでも、と思った。個人で仕事が入るようになってから会う機会が減って、最期に会ったのがいつだったのかも思い出せねえ。葬式の晩、啜り泣く声の中で、俺は気が抜けたように突っ立っていた。
撮りかけていたっていう遺作でのあの人の演技を見て、愕然としたよ。俺は何者になったつもりで居たんだ、ってな。
結局俺は、はじめて師匠と出会ったガキの頃から、何一つ変われちゃいなかったんだ。自分の力を過信して天狗になって、本当に大切なことには何一つ気付けやしねえ。その証拠に見ろ、俺の芝居なんざ師匠の足元にも及ばねえじゃねえか。
役者を始めて十年間。無我夢中で突っ走ったが、ここにきてやっと自分の小ささを思い知った——俺は、十七になった。
*
朝の騒がしい廊下を、一人の少年が歩いている。
焦茶の短髪を揺らして急ぎ足に歩く彼を、知らぬ者はこの高校にいない。彼に気付くなりどこからともなく道が開き、後ろから無数の耳打ちが聞こえてきた。
——あいつ、久々に来たんだな。
——えっ、あの人なの、一組にいるっていう。
——関わらない方がいいよ、性格キツいらしいし。
それらの声にわずかに眉をひそめつつも、少年は真っ直ぐに教室へ向かう。
彼の名は土橋大地。俳優業を兼ねる彼が高校生として学校に通うのは、実に二ヶ月ぶりのことであった。
朝の騒がしい廊下を、一人の少年が歩いている。
銀色の長髪を揺らして悠々と歩く彼を、知る者はこの高校にいない。彼に気付くなりどこからともなく道が開き、後ろから無数の耳打ちが聞こえてきた。
——誰だ、あいつ。見たことあるか?
——あの子じゃない、ずっと精神病院に入院してたっていう。
——関わらない方がいいよ、癇癪持ちとかかもしれないし。
それらの声をものともせず、少年はのんびりと教室に向かう。
彼の名は風巻作楽。近隣住民ですら最近はめっきり姿を見かけないという彼が登校してきたのは、その日が初めてであった。
*
「大学に行けとまでは言わない、後生だから高校だけは卒業しておいてくれ」
お袋があまりにも悲痛に頼み込むものだから、とりあえず入学の手続きだけは済ませておいたこの単位制高校。公立なのに妙に変な奴が多かった。流石に芸能活動をしている奴は聞いたことがなかったが、諸事情で学校に行けず、勉強が遅れていた者の受け入れにもそこそこ寛容だったせいらしい。
だが、それももちろん一部の人間の話だ。普通に地元の中学から進学してきた連中にしてみれば、そんな奴らは好奇の対象以外の何物でもない。何処に行っても変わりばえのしない、くだらねえ噂話が飛び交う。これだから学校は嫌なんだ——悪態を吐いてみようが、丁度入るはずだった仕事が無くなったんだから仕方がない。
そういう訳で、学校に来ている時の俺ってのは基本的に機嫌が悪い。この日も適当にガン飛ばしながら教室前に着き、チラッと中を覗いて眉を顰めた。
何処だ、俺の席。
いや、別にイジメとかじゃねえぞ。ただの席替えだ。ざっと見渡しても座席表が無いもんで、どの空席が俺の物なのかさっぱり見当がつかない。
やはり誰かに聞くしかないか。丁度教室に入ろうとしていた生徒を見繕い、口を開きかけた。
「あー……」
すまんが、俺の席を教えてくれないか——出来る限り丁寧な物腰を作っている間に、目を逸らされた。それもそうだ、さっきまで思いっきりガン飛ばされてた相手にいきなり話しかけられてもな。こっちもそう悠長なことは言ってられないんだが。
まずいな。訊けそうな奴が居ないからって、ずっとここに突っ立ってるのも格好がつかねえぞ……そう思い始めた時、ふと教室前方の別の扉に目をやると。
「ごめん、ちょっといい?」
そいつはとかく妙な風貌をしていた。
まず目を引いたのは髪だ。染める奴なんざ別に珍しくもねえが、あんなくすんだ鼠色はなかなか見ない。洒落込むならもっとマシな色があるだろうと、この俺が柄にもなく考えたくらいだ。しかもそんな髪を背中に垂れるまで伸ばし、うなじのあたりで縛っているのだ。ひょろ高い背丈や声からしても、男には違いないのだが。それでいて雰囲気はいやに柔らかい。顔立ちもどちらかといえばぼんやりした印象で、穏やかなのが余計に異様だった。
声をかけられた男女グループも何か感じ取ったのか、聞こえないふりを決め込んでそそくさと移動する。しかし代わりに、教室内にいた女子生徒が一人、そいつの方へ向かっていった。
「うちのクラスに何かご用ですか?」
臆せずハキハキと話すそいつはクラス委員の一人。頭一つ分下からまっすぐ見上げられ、そいつはほっとしたように眉を下げた。
「えーっと……おれ、一応このクラスに所属してるらしいんだ。ちょっとイロイロあって、今まで不登校でさあ。席が分かんなくて、教えてもらえると助かるんだけど」
からりと吐き出された「不登校」の言葉にわずかに固まったものの、女子は健気にも
「……ああ、席ね!分かった、いま座席表取ってくるね」
と自分の机を漁りだした。
差し出された学級日誌を会釈とともに受け取り、そいつは自分の席を探す。名前を確認すると、どうやら女子とは隣同士だったらしい。世間話をしながら教室後方に歩いてくる最中、女子の方が俺の存在に気付いた。
「土橋くん! おはよう、久しぶりだね!」
「……おう」
若干気まずかったが、片手を上げて応じる。すると例の奴が再び日誌に目を落とした。そして、自分の真後ろの席を指差し、事も無げに言った。
「お前の席、ココじゃね?」
風巻って奴は、昔からこういう男だった。
高校生の時のあいつか?今とたいして変わらねえよ。大人しそうな顔して一切の抜かりなくサボりやがる。……俺は師匠の教えがあったから、授業は真面目に受けてたぞ。それだけに前席二人のやりとりには終始イライラしていた。
「もう風巻くん、また寝てたでしょ! 明日からはノート貸してあげないからね」
「えーそれ困る! 小森ちゃんのノート、すげー綺麗だし分かりやすいんだもん」
「ほんとっ? 嬉しい! 私、昔から先生になるのが夢で、ちょっと意識して書いてるんだ」
「夢……かぁ。そっか、絶対イケると思うよ! 将来の小森ちゃんの生徒、おれ今からめっちゃ羨ましいわ」
「えへへ、ありがとう……って、褒めてもダメ! 授業は自分で受けてください!」
「え〜〜」
うるせえ。今は休憩時間だが。
「土橋もこのノートにあやかってみれば? 下手な参考書よりよっぽどタメんなるよ」
「『つちはし』、だ!いらん、てめえじゃあるまいし」
たまに話を振ってきたと思ったらこれだ。遠巻きに見られるのも癪にさわるが、面倒な目的で声をかけられるのも鬱陶しいモンだ。
たとえば。
「えーと……な、なあ土橋。お前と話したいって人が来てるんだけど……」
パッとしねえ眼鏡の奴は、俺と扉とを交互に見ながらそんなことを言った。小森の他もう一人のクラス委員らしいが、こっちはどうもしゃんとしていない。誘導された先には女子生徒が一人立っていた。一学年上の先輩なんだそうだ。
「ありがとう。わ、本物……! はじめまして、私、この学校の演劇部の部長をやってて——」
「用件は」
ピシャリと切り捨てると、相手は一瞬怯んだようだった。
「あぁ——そうだね、あなたにちょっと頼みたいことがあるの。
ウチの部はほとんどが初心者なんだけど、顧問の先生も素人で……専門的に演技を見てくれる人を探したくて」
「それで俺に指導しろと?」
「……お願いできないかな?」
少しの間悩んだ。正直気に食わなかった。どう見たって、名前だけ知ってとりあえず様子を伺ってみました〜ってクチだしな。ただ、
「わかった。今度の活動日、稽古の内容を見せてくれ」
気紛れに引き受けてみたのはまあ、あれだ——頼られて悪い気はしなかったから、だろうな。
結論から言おう。俺はここで、またしても大失敗をしでかす。
ああ、こりゃ考えてたより骨が折れるかもしれねえぞ。——部長に連れられ、部室に入っての第一印象がそれだった。
「ほとんどが初心者」と聞いていたんで、てっきり何から手をつけていいやら分からない、みたいなのを想像していたのだが……どうもそうじゃあなさそうだ。実際、上級生らしい何人かが前へ出て、舞監まがいのことをやっている。下級生たちもとくに文句も言わず、その指示に従っていた。
見たところ、それが何よりまずい。
「ひとつ聞くんだが、部の活動時間は15時からだな?」
腕時計を確認する。現在は授業が終わったばかり、針は15時5分にも及んでいない。
「そうだけど」
「アップはどうした?」
俺と部長の会話が聞こえたらしく、上級生の一人が俺のほうを振り向いた。
「そんなの今更やってる時間ないよ。大会が近いんだから」
「それでいきなり通し稽古か? 順序ってものがあんだろ」
さっきから聞いていれば、上級生のダメ出しというのも六割程度が「声が小さい」といった旨のものだった。そんなもん、体が温まってないんなら当然だ。変な風に声を張り上げて、喉を壊したりしたら洒落にならねえ。
「さてはお前か、部長がコーチに呼んだって奴は。子役経験者だかなんだか知らないけど、ウチにはウチのやり方ってのがあるんだ。余計な口出しされるいわれはないな」
そこまで言われりゃ、流石にこっちもカチンとくる。
「ほう、じゃあ見せてもらおうじゃねえか。あんた方が《あんた方のやり方》とやらで身につけた実力をよ? 大会が近いんだろ、ある程度完成はしてるはずだ」
半分喧嘩を売るような形になったが、しょうがねえだろ。そんなこんなで、連中は俺の前で、今度上演予定だという芝居を披露しはじめた。
どんな出来だったかは——まあ、言わなくても分かるわな。
連中だって、ほとんどの奴は完成度不足を重々承知しているようだった。ほとんどが俯いてしまい、雰囲気は最悪だ。俺は口を開く。
「酷えザマだな」
一言聞いて縮こまったのは、青い顔をした下級生達だ。
「言っとくが、てめえらに罪は無えよ。四月から始めたって奴も居るだろうに、時期的に考えりゃむしろ頑張ってる方だ。そこの努力は分かる」
やはり、問題は稽古の内容だろう。実践練習を重視するとか言やあ聞こえはいいが、これじゃはじめから出来る奴と出来ねえ奴とで差が開くばかりだ。そのうち部活動自体が苦痛になる奴が出てきてもおかしくねえ。なによりバランスが悪いんで全体的に不恰好、表面だけの間に合わせって印象が拭えないのだ。
「改めて言わせてもらうぞ。てめえらは稽古の段取りをゼロから見直す必要がある。
今からでも基礎力を鍛えるんだ。いったん、台本や今やってる内容から離れろ。発声のやり方の一つでも覚え直しゃ、台詞の響き方も変わるはず……」
「ちょっと待って!」
俺の言葉を、隣にいた部長が遮った。
「さっきも言ったけど、私達には時間が無いのよ! 活動内容を全部変えちゃうなんて……今覚えてることだけで精一杯なのに、全部中途半端にはしたくない!」
「そうだ! 浅芽の言う通りだ。この練習形態はな、先輩から受け継いで俺たちで話し合ってできた伝統みたいなものなんだよ! 部外者に俺たちの何がわかる!」
それを皮切りに上級生達が口々に不平不満を飛ばしだす。反対理由として一際耳につくのが「部の伝統」やら「俺たちのやり方」やら……その話ならさっき聞いたばかりだよ。その結果がこうだったから、新しく提案をしたんだろうが。
そもそもてめえら、専門的な意見が欲しいんじゃなかったのか。そのために俺を呼んだんじゃねえのか。頼まれ事を果たそうとしただけの俺がなんでここまで言われなきゃならねえんだ? そこまで考えたところで一気に頭に血が昇った。
「うるせえ! さっきから黙って聞いてりゃなんだ、伝統だぁ? ハッ、さっきの猿芝居がその結果ってか、そいつぁ見上げたもんだな!?
その《伝統》とやらはてめえらに何を教えた、演劇って名がついただけの馴れ合いか!? それならそれで結構だがな、二度とその口で《大会》だの《ウチのやり方》だの大それたこと言うんじゃねえぞ。てめえらのぬっるい馴れ合いに延々付き合わされて晒し者になる下級生が浮かばれねえわ!
俺はてめえらに変わる意思があると思ったから来てんだ! ごっこ遊びがしてえんなら、てめえらだけで永遠にやってろ!」
と——こんな具合に、思ったことを洗いざらいぶちまけたわけだ。
辺りはさっきの騒がしさが嘘のように静まり返った。ただ、代わりに聞こえてきたのは啜り泣き。隣からだった。
「……なによ……そこまで言うこと、ないじゃない。私たちだって……一生懸命…………ぐすっ……」
「香織!? 大丈夫だよ、気にしなくていいんだって!」
「そうだよ、香織のせいじゃないんだから!」
……おいおい、何だよ別に泣くこと無いだろ。他の女子に慰められながら、赤い目でこっちを睨みつけてくる部長。他の連中のイヤな目つき。いや、だから俺にどうしろっつーんだ!
あんだけ大見栄張っといて今更訂正って訳にもいかねえしだな、そもそも何を訂正するんだって話だ。間違った事をした訳でもねえってのに……結局どうしたのかって、そりゃ帰ったに決まってんだろ。居たってなんか出来るわけでもねえんだからよ。
あああああ、めんどくせえ!




