ある男の思春期思考
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ある男には才能があった。他を寄せ付けない圧倒的な魔の才能が。幼き頃から男は自らの力を理解し、行使した。人々助け、悪を成敗した。そして、それに対する莫大な富も得た。
その富は男が一生働く必要がないほど莫大だった。そこで、ふと男は自らがまだ15の青年であり、世間ではまだまだ子どもであることに気づいた。そして、男は己が本当に子どもなのかと言うことに疑問を抱いた。
すでに彼は自立し、自ら生計し、加えてこれからの人生に困らないほどの富を得ているのだ。そんな自分を世間は子どもとして見なしてくれるのか、初めて世間に目を向けた男は大きなショックを受けていた。端から見るとこれは単なる一時の迷いだとスルーするような考えだろう。
しかし、思春期の為か男の中でそれに対する不安は急速に膨らんだ。そして、男は自分の不安を抑える方法を考え、義務教育という方針に従って形だけ通っていた中学校の周りの同世代の子どもに初めて目を向けた。そこで、男は自らの将来に悩み苦しむ子どもたちの姿見て、男はコレだと思った。
『安定な生活を求める姿』
コレを追い求めることが正しい子どもの姿であり、自分が世間から認められないと思う原因であると。
その後の男の行動は早く、書物を漁り理想の姿を目指した。しかし、そこに過去という壁が立ち塞がった。男は今までの自らの行動を悔いた。そんな中、男が打開方法求めていたある日、男に奇跡という名の転機が訪れたのだ。
気分転換に書きますので、更新は不定期です。