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余白  作者: 柴沢ヒロカネ
5/5

 鏡の前に立つ。

 映っているのは、特別な変化を持たない顔だ。


 生活は続いている。仕事に行き、金を使い、また働く。

 賭けも、女も、以前と同じ形で戻ってきた。


 灰町のことを、ときどき思い出す。

 あの街では、説明がいらなかった。

 名前も、理由も、過去も、先の話も。


 救われなかったことだけが、はっきりしている。

 それでも、否定もされなかった。


 地図を開く。

 線は引かれていない。


 白いままの部分に、指を置く。

 しばらく、そのままでいる。

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