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余白  作者: 柴沢ヒロカネ
4/5

 彼女は街の外から来た人だった。歩き方が違った。

もう二度と色が付かないと思っていた私の人生に、再び色が付く。


 私は初めて過去を語った。事実だけを並べた。彼女は黙って聞き、結論だけを残した。

 「戻ろう」


 灰町を出る朝、誰にも告げなかった。別れは、この街に含まれている。


 故郷に戻り、結婚し、働いた。生活は再び形を持った。だが、形は長く保たれなかった。私は同じ行為を繰り返した。賭け、女、借金。修正は、完成しなかった。

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