馬鹿が考えた 固定化・ターンオーバー・記憶の仮説
まえがき
本稿で述べた内容は、あくまで私の妄想的仮説であり、科学的根拠に基づくものではありません。しかし、こう考えると妙に筋が通ってしまうという感覚を頼りに書きました。
皮膚は常に新しい細胞に置き換わるターンオーバーを繰り返しています。
しかし、シミや色素沈着のように、固定化されやすい細胞も存在します。
この固定化は単なる老化や代謝の結果ではなく、皮膚に情報や痕跡を保持する仕組みのようにも思えます。
あかすりで皮膚表面に新たな傷を与えると、固定化された古い情報は解除され、古い痕跡が消え、新しい細胞に置き換わります。脆弱な細胞ほどターンオーバーの周期に応じて剥がれやすく、外的刺激によってさらに効率よく消えます。
皮膚の固定化と更新のサイクルは、まるで記憶の保持と忘却のように見えます。
従来、テロメアは細胞の寿命や老化に関わると考えられてきました。
しかし、もしテロメアが細胞の「固定化期間」を刻むタイマーであると仮定すれば、固定化された痕跡や記憶の定着の様子が説明しやすくなります。
周期が適切であれば、固定化された細胞はターンオーバーで古い痕跡を残しつつ更新されます。周期が短ければ分裂が加速し、代謝バランスが崩れて早老症のような現象が現れる。テロメアは寿命を削る装置ではなく、生死や固定化のリズムを調律するタイマーのようなものという仮説です・・・
脳の神経回路もほぼ先天的に形成され、血流や栄養のパターンに従って情報が定着します。
幼少期に形成された回路の血流が安定している場所には自然と情報が固定化され、逆に血流の乏しい回路は固定化が弱く、情報が定着しにくくなります。
そのため、人はどうしようもない理不尽な現実に直面することがあります。
皮膚の固定化も同様に、局所の代謝や血流に影響されます。皮膚の痕跡と脳の記憶は、固定化と更新の原理において同じ延長線上にあるように思えます。
さらに、皮膚にあかすりで刺激を与えることは、固定化された情報を解除する作用を持ちます。シミや色素沈着という“記憶”は、新たな傷を作ることで更新され、古い痕跡が消えます。
ターンオーバーの周期と外的刺激の組み合わせによって、痕跡は自然に剥がれ落ち、情報がリセットされます。この現象は、脳における忘却や記憶の更新プロセスと類似しています。
もしこの仮説が正しいとすれば、ウイルスや異物が体内で封じ込められる理由も理解できます。固定化された細胞は、完全に同期したターンオーバーではなく、周囲の細胞と少しずつずれる周期で入れ替わります。この微妙なずれによって、固定化された痕跡やウイルスは広がることなく自然に隔離されます。完全排除を目指す必要はなく、皮膚や細胞の更新リズムそのものが、生体防御や情報保持の仕組みとして機能していると考えられます。
こうして考えると、皮膚も脳も、ウイルスも、固定化と更新のリズムに従って動き、人間の意志だけではどうしようもない領域が存在することを実感せずにはいられません。
理不尽さも、不可避な自然の法則の一部なのです。
筋が通ってしまう仮説ではありますが、同時に、少し嬉しい修正として、シミや色素沈着は不老不死の細胞ではないと考えるほうが自然に思えます。
あとがき
この考えが少し正しいように思えてもすべては仮説で、それを検証吸するすべは自分にはありません。
それでも、少し思っていたことが、科学的に証明されたとき、うれしい、気持ちになります・・・
人間の体が理に適っている現実は、生体コンピュータに思えてくるのは自然に感じられます。




