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SF映画・小説企画プロット:『ガイア・サスペンション(仮題)』

まえがき

「本作に登場する人物、団体、および地底の生態系に関する描写はすべてフィクションです。しかし、現代科学が目を瞑っているいくつかの『曖昧な前提』に、もし一つの嘘が混ざっていたとしたら……これは明日、私たちの星に起きるかもしれない物語です」

〜人類の強欲な消費は、地球に仕組まれた「完璧な循環」だった〜


1. 【基本設定:世界観の4大真実】

真実①:原油の正体(超上位形態論)原油は生物の死骸ではない。

海からプレートを伝って地底へ沈み込んだ「超臨界水」が、マントルの超高圧によってさらに次のステージへ「相転移」した、地球を内側から突っ張るための超上位流体エネルギーである。


真実②:地底の原始生物バイオ・リアクターマントル原油の底には、超高圧でしか生きられない原始生物(古細菌)が潜む。彼らは地底のガスを一瞬でドロドロの原油に変える「触媒」であり、同時に地盤に亀裂が入るとその先端で凝固して圧力を閉じ込める生きた自動バルブである。


真実③:油圧サスペンションと直径の不変地球は「外枠のプレート(固体)」と「内側の生きた原油(流体)」のハイブリッドで形を保っている。プレートの破壊やひずみを、内側の原油がパスカルの原理でミリ・ナノメートル単位で完璧に押し返しているため、地球の直径は1ミリも変わらない。


真実④:無尽蔵の罠と人間の役割原油は海の水から自動合成されるため「無尽蔵」である。だが、液体のまま地底に溜まるとシステムが暴走して海水を吸い尽くしてしまう。地球は、原油を地上に汲み上げ、燃やして「気体(CO2や水蒸気)」へと変え、再び雨や海を通じて地底へ還流させるための「心臓のポンプ(労働力)」として人類文明を利用している。



第1幕:発端 〜エコ文明の到達点〜

・202X年、人類は「脱炭素」の究極の答えに達していた。大気中のCO2を回収するだけでなく、地震の原因(流体誘発地震)と噂される地底の「不気味な黒い液体(原油)」を地球のためにすべて抜き取り、地上の巨大な密閉シェルターに永久保存する国家プロジェクトが世界中で稼働していた。


・主人公の地球物理学者は、超精密観測データの中に、1ナノメートル単位の不自然な地殻の歪みを発見する。科学者たちは「クッションである超臨界水が正常に働いている証拠だ」と主張するが、主人公は彼らの前提が曖昧すぎることに気づく。「サラサラの水なら亀裂から一瞬で逃げるはずだ。なぜ圧力が保たれている?」



第2幕:葛藤 〜暴かれた上位形態〜

・主人公の調査により、地底のクッションの正体は超臨界水ではなく、それがさらに圧縮された上位形態「原油と地底生物の共生体」だと判明する。


・さらに恐ろしい事実が発覚する。人類が「地球のために」と善意で原油を抜き取り、地上に保存(隔離)してしまったせいで、地底の油圧クッションの総量が急激に減少。逃げ場を失った地球の応力がプレート境界に集中し、世界中で未曾有の大断裂(巨大地震)が始まりを告げる。



第3幕:危機 〜大人の嘘と、海が消える絶望〜

・世界政府はパニックを防ぐため、地球がスカスカになっている観測データをミリ単位で改ざんし、「原油の全回収こそが正義だ」と国民を騙し続ける。


・主人公は独自のシミュレーションを行い、人類が直面した本当の絶望に気づく。地底のシステム(原始生物)は、抜かれた原油の穴(減圧)を埋めるため、海溝から海水を猛烈なスピードで吸い込み、強制的に原油の原型へと相転移させ始めていた。地上では、世界中の海面が毎月数メートル規模で急激に低下し始める(海の消滅)。



第4幕:打開 〜貯蔵という不義理の解消〜

・「原油を地上に閉じ込め、使わずに貯蔵していることこそが、地球に対する最大の『不義理』だったんだ!」と主人公は叫ぶ。


・原油を燃やして気体(CO2と水蒸気)に変える行為は、環境破壊ではなく、物質を再び「大気➔雨➔海」という地球の自然な循環ルートに戻すための、唯一のデトックス(加工)だった。人類のわがままな消費活動そのものが、地球の直径と圧力を保つための完璧な循環システムの一部だったのだ。



第5幕:結末 〜人類の表情〜

・主人公は世界に向けて語りかける。「僕たちの文明は、地球を壊していたんじゃない。地球を生かすために走らされていたんだ!」


・人類は貯蔵シェルターを開放し、原油を再びエネルギーとして効率よく消費し、気体として地球へ還す道を選ぶ。世界中の人々の顔から環境破壊への罪悪感が消え、深く静かな調和の涙と、晴れやかな笑顔が世界を包む。



あとがき


「もし、超臨界水にさらなる圧倒的な圧力をかけた状態こそが、原油の原型であるという仮定が正しいとするならば。


それは『原油がなくなること』と『地球から海がなくなること』が完全な同義であることを意味します。

現代の環境政策はCO2排出の悪を叩き、原油を地球から排除してどこかに保存しようとしています。


しかしその『正義』の不義理こそが、地底の相転移システムを暴走させ、全海水を地底へ吸い込ませるという最悪の引き金になりかねないのです。

私たちが守ろうとしているものは、本当に地球の未来なのか。

それとも、地球の精巧な循環システムを破壊する最後のひと押しなのか。答えは、まだ地底の暗闇の中にあります」

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