第二次世界大戦の真実・・・ ?
まえがき
本書の内容は、科学的な裏付けを持たない、あくまで一介の『馬鹿』が夢想したSF的仮説に過ぎない。原油の生成メカニズムも、プレートテクトニクスの定説も、既存の学問が積み上げてきた常識に照らせば、この物語が描く因果は「あり得ない」と一蹴されるはずだ。
しかし、ひとたび視点を変えてみれば、この歪な物語を完全に否定できる根拠もまた、どこにも存在しないことに気づく。
人間がe-fuelによって燃料を合成できると証明してしまった今。
中東の戦火と呼応するように、日本列島が震え始めた今。
かつて日本が、世界の均衡を壊してまでも中東の原油に固執した、あの戦前の狂気。
これらがすべて、一つの「地圧調整」という目的で繋がっているとしたら——。
これは、ただのSFプロットである。
そう断言したい自分と、それこそが真実ではないかと震える自分がいる。
願わくば、読み終えたあとの皆さんの背筋に走る戦慄が、単なる空想の産物であってほしい。
【関東大震災(1923年)というトラウマ】
戦前の日本政府は、1923年の関東大震災によって、列島の地下に溜まる「圧力」の破壊力を痛感した。当時の地質学者は、ある奇妙な相関に気づく。「日本列島が静穏であるためには、地球の別の場所(プレートの反対側)で莫大な量の『流体(原油)』が抜かれ続けていなければならない」と。
【石油確保の「真の」動機】
なぜ日本は、国際連盟を脱退し、世界を敵に回してまで南方や中東を目指したのか。
表の理由: 軍艦や飛行機を動かすための「燃料」の確保。
裏の理由: 日本列島を地下から突き上げる「地圧」を逃がすための、地球規模の排気口(採掘地)の確保。
アメリカによる「ABCD包囲網」での石油禁輸は、日本にとって単なる経済封鎖ではなく、「列島を内側から爆発させて消滅させるための地質学的処刑」だった。
【戦後・中東依存の正体】
敗戦後、日本が奇跡の復興を遂げ、なりふり構わず中東の石油に依存し続けたのは、それが「生き残るための唯一の手段」だと、極秘裏に知らされていたから。中東の砂漠で無数に回るポンプは、実は日本列島の「安全弁」だった……。
あとがき
「……もしそうであるなら、第二次世界大戦という悲劇のあり方さえも、全く別の色を帯びてくる。
あの戦争は、果たして利権を巡る争いだったのか。それとも、日本列島が内側から弾け飛び、海に沈むのを食い止めるための、文字通り『地球との戦い』だったのか。私たちが学んできた歴史の裏側に、もし『地圧調整』という名の非情な力学が働いていたのだとしたら——。
それを想像することは、これまでの全ての犠牲と、私たちが信じてきた正義を根底から揺るがすことになる。だからこそ、私はそれを言葉にしたくない。
だが、今この瞬間も続く中東の混乱と、呼応するように震え始めたこの列島を見つめるとき、その『あり得ない仮説』が、最も理にかなった真実として私の背筋を凍らせるのだ。
私たちは、あの戦争のときからずっと、この『地球の自爆スイッチ』を必死に抑え続けてきただけなのかもしれない。」




