地球に着地します!
ジミカ:身長180㎝ まだマッチョではない
アテナ:身長180㎝ マッチョ
こんにちは、ジミカです。地球に突撃します!
高層ビルの隙間に自動車が渋滞している世界です。屋上のヘリポートに着地、ビルごと踏み潰しますっ!
ドゴォォォォン
ズ
ド
ド
ド
ド
ド
ド
ド
ド
ォ
ォ
ォ
▼
スライム「うりぃ?」
▼
◯ガレキの上にアテナが、仰向けに倒れる図
ジミカです。興奮します。
アテナ様で興奮します。
どうしましょう、どうしましょう、
どうやって愛を伝えましょう。
ジミカ「……」
それは筋肉、それはアテナ様、
オリーブの汗、蛇龍の赤目
ジミカ「うへへ」
眠っているのでやりたい放題です。
足首をつかむ
鼻をつけます。 くんかくんか
ふともも
股関節
顔を埋めます。 くんかくんか
腹筋、背筋
大胸筋
上腕二頭筋
脇の下 くんかくんか
むにむに もちもち 餅みたい
ジミカ「ハッ! いけません」
本能は抑えるのです。思いやりです!
アテナ様のためならば、たとえジムの中プロテインの中、、、
アテナ様の心が聞こえます。
「プロテインを飲みたい」
「プロテインが飲みたい」
「上質なプロテイン……」
ジミカ「私も飲みたいですッ!」
めざせプロテインマスター!
▼
◯100km先・ビルの影
そこにスライムが3匹います。
スライム「うりうり」
スライム「うりうり」
スライム「うりー」
ガタンッ!
>>>時間停止
おおっと時間軸から外れてしまいましたね。
まずは時間軸に乗りましょう。
平均台みたいに、身体のバランスをとって、よっと。
>>>時は動き出す
スライム「うり?」
スライム「うりり?」
スライム「うー」
─────────────
☆ゲドウスライム☆ レベル0
下水道から無限に湧き出る人面クリーチャー
残飯臭がとてもキツいぞ!
※地球より小規模なのでレベル0です
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雑魚ですね。おや?
スライム「ウリィ!」チャキッ
スライム「ウリィィィ」チャキッ
スライム「ウリウリィィィっ」チャキッ
二丁拳銃です。
スライムはやる気です。
バァン バァン バァン!
ババババババババァァァン!
弾幕です。
ジミカ「……………………………
……………………………………
……………………………………
弾丸がひとつ
弾丸がふたつ
弾丸がみっつ
遅いので攻撃します。
右手を握ります。
ブラックホールもどきを生成。
ボコン!
スライムたちは消えました。そして
拳の形の巨大クレーターができました。
手の中には、グレーのネバネバです。ねちょぉ
唾液をぶっかけて、握り潰して、指でなでて、くるくるくる、団子にして完成!
【半透明プロテイン】
アテナ様の唇に当ててちゅーちゅーしてもらうのです!
ジミカ「うふふ」
▼
◯ガレキの上のアテナ様の腹筋に乗るジミカ
半透明プロテインの玉を、アテナ様の唇にびゅっと当てます。
ちゅう
全身がピクリ。
鼻がヒクヒク。
唇が、ふくらみ、吸い付きます!
ちゅう ちゅう ちゅう
アテナ「んっ……んぐ、んぐ、んぐ」
と、喉がうごめきます。
ジミカ「おおー、えろい」
私の目が充血してきました。
アテナ「んぐ、んぐ、んぐー、んぐ、んぐ?」
おっとプロテインのやりすぎですね。ストップです
アテナ「ぷはあ、はあ、はあ、ごちそうさま。
ありがとう、うまいプロテインだった」
と、アテナ様が上体起こして直立します。
ジミカ「わわっ、おはようございます。ジミカです」
身長が同じ180㎝なので、鼻とおでこがくっつきます。
ドキッ❤︎
アテナ「アテナだ。お前マッチョではないな」
ジミカ「はい」
アテナ「ふむ……筋肉に触れるぞ」
ジミカ「どうぞ」
ナデナデ、ナデナデ
ゴリゴリマッチョに撫でられます。嬉しい!
顔が近いです。視線が絡みます。嬉しい!
やさしい手つきです。ふともも。嬉しい!
ナデナデ、もみもみ、ナデナデ
私のお肌はアテナ様のもの。
揉まれるために、モチモチになっております。
ガシッ ぎゅっ ぎゅー
ジミカ「んふぅ〜」
背中をぎゅっとされます。
私も抱きしめます。ぎゅーっ
ナデナデ終了です。
おや、アテナさまの筋肉がピクピクしています。
アテナ「……すごい」
全身プルプルプルプル
アテナ「最強だ! 最強マッチョの素質があるッ!」
ジミカ「わーい」
うれしいです
アテナ「お前、どのくらい強い?」
ジミカ「神がミジンコ以下に見えるくらい」
アテナ「すごい!」
ジミカ「すごい?」
アテナ「すごい!」
ジミカ「すごい!」
「「イエーイ!!」」
私たち、気が合いますね!
アテナ「ジムに行くぞ」
ジミカ「はい!」
アテナ「即決!?」
ジミカ「はい」
アテナ「ヴィーナスより美しい四肢が、
筋肉ゴリゴリになるんだぞ。忌避感ないのか?」
ジミカ「ありません」
アテナ「うおおおおおおお!!!!!」
ジミカ「あははははー」
アテナ「この惑星のジムは……あっちだ!」
ジミカ「はい!」
アテナ「めざせグレートマッチョ!」
ジミカ「フゥゥゥゥゥゥ!」
足の指をくねくねしちゃいますよ!
アテナ「いいねー俺も指くねくね」
あはは あははは あーっはっはっは
▼
スライムはもういない……
▼
ジミカです。アテナ様に乗ります。
右足を、右肩へ。左足を、左肩へ。
肩車です! いいえ
スタンディング肩車です!
アテナ「なんだその体勢は」
ジミカ「んへへ」もみもみ
足裏で肩のマッサージです。
アテナ「面白い奴だな。まあいいか。行くぞ!」
ジミカ「はい!」
ジャンプ! 高速道路へ!
……
あ、プロポーズの機会を逃してしまいました。
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◯ミニゲーム
アテナが走る。時速900km
その上にジミカが直立不動。
ブゥゥゥゥゥゥン!!
自動車 時速100km、重量1200kg
アテナ「ジミカ、破壊に抵抗は?」
ジミカ「ありません」
アテナ「ようし、正面衝突だッ!」
ガン ひゅぅん
自動車、時速2000kmで、吹っ飛んだ! 富士山へ
ヒャッハー!
もう一台 衝突!
ドーン
ヒューンくるんくるん
ボカァァァァン!
ガシャーン ぱらぱら
ビルの窓へクリティカルヒット!
盛大なガス爆発!
アテナ「最強とは、善にも悪にもなれること!」
ジミカ「いえーい!」
次は軽い列、5連打ァ!
ドドドドド
ヒュヒュヒュヒュヒュー
ドドドドドボカァァァァン
バーン ボカァァァァァン
ドゴォォォォン どシャーン
少渋滞、100台!
車は左右に飛び散る
ダララララッ ダララララッ ダラララララララララッ!
ヒュヒュヒュヒュヒゅーん
どっかーん どっかーん
どっかーん どっかーん
どっかーん どっかーん
どっかーん どっかーん
はははははー
うーうーうーうーうー
警察「止まれー」
警察「警察だー」
警察「今すぐ止まれ」
警察「止まらんと」
警察「逮捕するッ!」
ジミカ&アテナ「「危なーい」」
どーん
パトカー、派手に散る。
今度は戦闘機 ゴォォォォォォォ
ダダダダダダダダ
アテナ「弾丸のシャワーだぞ」
ジミカ「新感触です」
爆撃 ボーン ボーン ボーン
道路は吹っ飛んだ。
アテナ、空を走る
適当にスピードアップ
戦闘機 ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ジミカ「うるさいですね」
>>>握り潰す
ビル、ゴツい足が4本生える、歩く、逃げる
アテナ「なんだありゃ」
ジミカ「不思議な生き物ですね」
ビルが怯えて逃げた。
こうして15分ほど、戯れた。
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☆ゲームクリア☆
・破壊台数:自動車10000台、その他
・破壊総額:5000兆円
・破壊規模:大都市級
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◯ジム・外観
こんにちは、ジミカです。
トレーニングジムの入り口のアスファルトを割りました。
ケンタウロスが門番をしています。マッチョ。
ケンタウロス「ここに入りたくば、
相応の入場料を支払ってもらおう」ムキムキ
(余談)
足の指くねくね
誘発されるマグニチュード12の地震
ビルの間、走る赤の亀裂、鼓膜を裂く170デシベルの轟音、摂氏1000度のマグマの海。
高層ビルは、火の海に沈む。
地の底深く、マントルは断裂、
大気圏の外、宇宙より、地球はバキバキに割れていた。
次回予告
ケンタウロスがいます。そんなことより
プロポーズ、どうしましょう。
アテナ「そんなことよりダンベルだ!」
次回、ケンタウロスとの交渉
見てくださいねー