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青春エトセトラ  作者: 羽柴 歌穂
第1章
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6.恋する後輩

愁也 side


「てか神楽坂と昴は?あいつら今日来るって言ってなかったけか。」

「あー、ゆっきーは今日は何かお母さんの用事?があるみたいで、昴の方は今日、肉の特売日だから帰るつってホームルーム終わったらさっさ帰りました~。」

「あいつは主婦か!」


神楽坂雪乃(かぐらざか ゆきの)

俺と同じ1年で、この部活唯一の女の子。

おっとりとした雰囲気のThe大和撫子って感じなんだけども多分俺や昴よりも漫画やアニメに詳しい、何せ俺にとってちんぷんかんぷんな話題もさっちゃん先輩や、ヒロ先輩と普通に喋り倒しているからだ。

人は見かけによらないんだなぁとしみじみ思う。

最近何だかヒロ先輩と仲良くて少し、ほんの少しだけモヤッとしてしまうんだけどもそれでも俺はゆっきーの事大好きだし、大切な友達の1人だ。


村上昴(むらかみ すばる)

俺やゆっきーと同じ1年でクラスメイト。

物静かでクールな印象でよく周りからはお前ら凸凹コンビだな~と言われているがその実態は世話焼きでお節介な気の良い奴!俺の大親友だ!!

と言ったらあいつには心底嫌そうな顔で「いや、君と大親友になった覚えないし。そもそもまだ知り合って数カ月なのに大親友とかわけわかんないし、良くて君は人より話すクラスメイトで部活仲間ってとこかな。」と言われたが照れ隠しだって思ってる……照れ隠しだよな!?


そ、そして実は歳上の恋人がいてその恋人と言うのが男でありなんと、奏汰先輩の従兄弟さんらしい!

らしい、と言うのは実際はあった事がなく、なんとな~く昴からではなくさっちゃん先輩から聞いたからだ。

聞いたというかポロっと零してしてしまった、的な感じではあったけども。

いつかあいつの口から聞きたいな……

ほら、俺あいつの大親友だし!!


まぁ、俺の周りどんだけ男同士で付き合ってんだよ……と思わないでもなかったがこれが類は友を呼ぶってことか!と一人納得し先日たまたま家に帰ってきていた兄さんに話せば苦笑いを返された。


そんなこんなで俺とヒロ先輩を入れて漫画研究部は6人、なんとか部の存続を保っていると言うわけだ。


「それにしてもヒロ先輩が遅いとか珍しいな。いつもは一番乗りなのに。」

「確かに~。」

「あ、そう言えば忘れてた。今日裕先輩用事あるから帰るって言ってたの。」

「まじっすか!?さっちゃん先輩。」

「うん。」

「お前な~そう言うことは早く言えよ。」

「忘れた~。ごめーんね!」


いや、そんな星飛ばされても俺たち女子じゃないんで流されないっすよ……と俺は思っていたのに


「しゃーねーなぁ。」


なんて言う奏汰先輩が言うから、いやいやいや、流されるんかーい!と、心の中で突っ込みをいれた。


口に出していうとか……無理!


「あー、じゃあもう帰るか。」

「えーもうちょっと部室でダラダラしてようよ~。」

「バカ、いつも家でもダラダラしてんだろ。用もないのに学校にいてもしゃーねーし俺は帰るぞ。」

「わ、わかったよ!俺も帰る。」


そう言いながらさっちゃん先輩が急いで帰り支度を始めるもんだから俺も慌てて机の上に散乱させていた私物を鞄に押し込む。


「準備できたか~。」

「うん/うす!」

「じゃあ閉めんぞ~。」

「そうちゃん何だか部長みたいでかっこいい~!」

「はぁ?何言ってんだお前。」


そんな二人のやり取りを見ながら


あぁ、俺もヒロ先輩に会いたい……


と強く思った。



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