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青春エトセトラ  作者: 羽柴 歌穂
第1章
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2.恋する後輩

 愁也 side


「君ら何やってんの?」

「あぁ?何だあんた。」

「関係ねーだろ。」


 ちょ、それってやられキャラがよく言うセリフっすよ先輩方……


「いやー何かかつあげ?現場に居合わせてしまった身としては見過ごせないんだよねー。」


 そう言って突然現れた先輩?はニコニコしながらこちらに歩いてくる。


「痛い目見てーのか。」

「痛い目、ねぇ……一応俺3年なんだけどその上履きの色君達2年だよね、先輩の事は敬おうよ。」

「はぁ?先輩とかんなの関係ねーし。」

「怪我したくなかったら先輩は引っ込んでてもらえませんか~。」


 そう言ってゲラゲラ笑う鷹先輩、真先輩相手に3年の先輩は


「俺、笹原って言うんだけど……」


 何て自己紹介を始めた。


 こんな時に何名前名乗ってんの!?


 そうやって呆れている俺と同じことを思ったのか鷹先輩は更に笑う。


「はー?何急に名乗っちゃってんの?マジウケるんですけど~。」


 そうやって笑う鷹先輩の隣で真先輩は驚いた表情のまま3年の先輩の顔を見る。


「笹原……ってあの鬼の笹原!?」

「はぁ?んだそれ。」

「たっくん、あいつはやべーよ止めた方がいいって、中学の時噂で聞いたことがある……」

「あぁ良かった。1発で分かってくれる子がいて。」


 そうやって笑う先輩の顔はすっごく笑顔なのに目が笑っていない気がした。


「んなの知るかよ!あんなひょろひょろした奴がお前の知ってる鬼なもんか!」

「たっくん!」


 真先輩の忠告を聞かず鷹先輩が突っ込むその瞬間危ないって本能的に叫ぼうとして3年の先輩の方を見れば彼の口元には笑が浮かんでいて


「これだからバカは嫌なんだよね。」

「カハッ」

「う、うおぉぉぉ!」

「見た目だけで判断する。」


 蹴り1発と右ストレート1発で二人とも、のしてしまった。


「まだやるなら相手するけどどうする?」

「ち、ちくしょぉぉぉ」

「お、覚えてろぉぉぉ」


 お決まりの捨て台詞を残して去っていく先輩二人には目もくれず俺はただ、目の前の3年の…笹原先輩の動きに見惚れた。


「かっこいい……」


 そんな言葉がポツリと零れていた。

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