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翠の瞳 ~塔の魔術師 外伝~  作者: と〜や
やっかいな爺
1/99

1.やっかいな爺 1

 西の国、ファティスバール王国の王城の西に、シルミウムの塔と呼ばれる塔がある。


 魔術を学ぼうとする者、魔術を極めようとする者たちが住まう、魔術師の塔。

 細長い台形の形をした塔は真ん中が吹き抜けになっていて、廊下は中庭に向いて開かれ、黒いローブをまとった学生たちは、風の力を借りて吹き抜けを上へ下へと移動していく。塔の下層に日の光が届くように、中庭に面した壁には光を屈折・反射する特殊な術がかけられている。


 最下層には魔法を学ぶための学校があり、魔術師の卵たちもそこで共同生活を送る。能力に応じて上の階へ住むことが許されるようになるのだが、それは魔法を使えない卵が吹き抜けを落っこちないための措置でもあった。上階の部屋は高位の魔術師に割り当てられ、塔の上部から出ることが許されるという。


 塔はまた、別の機能も担っていた。王国やその他の地域からもたらされる依頼を取りまとめ、塔に所属する魔術者に振り分ける。


 塔の最上階に住むという、この「塔の魔術師」を統べる長を塔長と呼んだ。



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