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ダラダラ異世界チート食べ歩記  作者: なすびいふん
18/26

情報は大切=メディア怖い

どんな話を書いて行こうか悩む。

あと閲覧数増えて来てるけど、どう思われているのかが心配な今日この頃。

 





 次の日、ベイルの町を観光していた。

 まずはこの町に来ることになった原因から攻略していくことに。


「うん、やっぱり予想していた通り、味噌も醤油も売ってる。米も手に入ったし、これでますます食生活が良いものになるな。」

「おにぃ。お米。作れるの?」

「うん、無事買えたし、これからはいつでも食べられるぞ。しかも自慢じゃないが、お米を使った美味しい料理をいっぱい知っているからな。あと、調理はできるけど作れはしないからな。」


 想像する。

 唐揚げ、トンカツ、焼肉、ハンバーグもいいな。

 それに卵と醤油で簡単に卵かけごはんや、鳥を卵でとじて親子丼。

 チャーハンとかリゾットもありだな。

 そういえば、魚最近食べてないな。

 海とか川をあんまり見かけないけど、ここって完全に内陸部なのかな?

 うーん、それなら今度は海の幸を求めて旅するのもありだな。

 イカにタコ、カニもいいし貝もありだな。

 それに、海苔もあれば食生活が広がる。

 うん、次の旅の目的はこれだな。

 しかし、俺の旅の目的って食い物ばっかだし、これ食べ歩きの旅と化してるよな。

 まぁそれもまたいいんじゃないかと思ってる自分がいるんだけど。


「なあみんな、いつ出発するかは分からんが、次の目的地に海とか目指そうと思うんだがどうだ?どのくらい距離があるかは分からないけど。」

「ん、おけ。」

「えぇ、私は大丈夫ですよ。」

「うむ。私も構わない。しかし、海とな。ここからだと南に馬車で二ヶ月ほどかかったと思うが。」


 うーむ、馬車で二ヶ月って結構遠いよな。

 馬車って一日中走り続けて100km程度かな?

 それで考えると、6000kmって遠すぎじゃね?

 てかこの大陸どんだけ広いんだよ。

 海で一番近いのがそれって残り三方向は何kmあるのか想像もつかないな。

 ちなみに6000kmと考えると、時速100kmで一日600km走れば10日間で着くな。

 ふむ、そんなもんか。


「うん、じゃあ多分10日間くらいで着くし、今度の目的地はそっちだな。」

「馬車の六倍以上の速さって……。」


 もうそろそろ驚き慣れてくれ。

 どうせこれからもっとえぐいことはいくらでもあるだろうからな。

 その後も色々と町を見て回った。

 と言っても、この町は結構小さくて半日もかからずに回りきることが出来た。

 昼ご飯を食べ、また町を見て回るのもつまらないなと考え、そういえば素材が溜まってたなと思い、三人と一旦別れてギルドに換金しに行くことにした。


 ざわざわ、ざわざわ


 ギルドに入ると、掲示板の前が随分騒がしくなっているのが見て取れた。

 いつもは依頼掲示板しか見てなかったけど、情報の掲示板の前に人がいる姿始めて見たな。

 何か面白い情報でもあったのかな?

 人混みを縫って、変な姿勢でなんとか見ることが出来た。




【号外 ~名医現る!?~】

 リアスの街付近に住む獣人の黒呪病患者の黒呪病がいつの間にか治っていた!?おそらく症状が悪化していたのだろう。しばらく見なかったと思ったら、首元にあったはずの痣が消えており、元気な様子から完治したのだと思われる。多くの記者が彼女らを訪ねるが、証言を得ることが出来ていない。口止めをされているのか、それとも本人も良く分かっていないのか。なんにせよ、黒呪病が治る可能性があることが証明され、これからの医学界は荒れることが予想される。続報を求む。




 うわーお。

 これは大事になってるな。

 ってことは結構カリナさんとかアナに迷惑掛かっちゃってるかな。

 近いうちにまた顔出さないとかなー。

 そういえば情報の掲示板って全然見たことないな。

 他にはどんなことがあるんだろう。

 そう考えて他のものも見てみる。




【魔物か!?魔道具か!?走り去る黒い影。】

 イズワの街とリアスの街の間の街道にて、黒い影が走り去るのが発見された。すれ違いに確認した人によれば、人が乗っていたらしい。その後、リアスの街にて様々な情報が流れているが、それがなんだったかの詳しい詳細は分からない。リアスの街にてハーバン子爵が持ち主らしき人物に直接交渉したのが確認されているが、交渉は失敗した様子。その時の様子を見ていた町の人々に話を聞くと、「貴族相手でも問答無用。」「フードをしていて分からなかったが、二人組で一人は身長的に女の人だと思う。」などの証言が上がった。




【消えた第一王女。陰謀か?】

 コルトルス王国第一王女、王位継承権第一位のアクアリウス=リー=コルトルスが現在行方不明となっている。今現在は身代金の要求等がないので、第一王女様が国家転覆を狙っているため殺された、第二もしくは第三王子が国王の座を奪うために第一王女を幽閉して脅迫している、後見の貴族が王子を王様にして裏から誘導しようとしている等、様々な憶測が流れている。おそらく次の国王選定の場ではなんらかが明らかになるのではないかと予想されている。




 他にもいくつかあったけど、俺らに関して結構えぐいのがあるな。

 てか、アクアの顔ってあのままだと結構不味いんじゃあ。

 後で合流したら、近くで見ないと顔を認識出来ないようなアクセサリーでも作るかな。

 しかしまぁ記者さんこんな陰謀論か?みたいな記事作って貴族とか王家から圧力掛からないものかね。

 どこの世も恐ろしきはメディアってか。

 情報掲示板を後にして依頼を確認して、受付で討伐の報酬を受け取った。

 倉庫に向かっていつもの流れで素材の査定を頼んでギルドを後にした。






 ――――――――――――――――――――






 夜に宿に帰って、今日ギルドでみた情報掲示板の話をする。


「なるほど。確かにそれなりに顔は割れていますから、隠した方がいいかなとは思っていましたが、そんな情報が流れているとは思いませんでした。」

「もうこのようなところにも情報が……。やはりギルドの情報網は侮れん。」


 聞くところによると、ギルドは魔物を使役した情報伝達術があるようで相当に情報が回るのが早いらしい。

 メディア魂ってのはなんとも凄まじいものだな。

 てか俺ら車とかバイクで来たからそれと同等かそれより早いって凄いだろ。

 情報が命なこの世界、ましてや連絡手段がまだまだ発展途上な今、携帯とかの回線作って独占したら、裏から世界を牛耳れそうだな。


「うん、まぁそんなわけで認識阻害用のアクセサリー2つがここにあります。」

「いつもながら、なぜ何でもパッと出てくるのか。そもそもそんなもの相当高価なんじゃ……。」


 聞く耳を持たないで、アクアとフォンに渡す。

 どんな時でも邪魔にならないようにイヤリング型にした。

 追加で、何かあった時用に念話機能でも着けたらこうなった。




 Name:認識阻害ノンアナライズピアス

 Defence:0

 Vitality:100/100

 Skill:認識阻害、念話

 Maker:カズキ ヒラノ




 うん、毎回出る製作者のとこ普段は見えないようにしとこ。


「それじゃあ、これ耳に着けとけばそう簡単には見破られないと思うから。あと、その道具をつけている人同士で念話とかも出来るから、もしもの時は有効に使ってくれ。」

「そんな高価そうなものを……。でも私たちは払えるお金がありませんわ。」

「あ、別にそんな高くないから平気よ。」


 と、まぁこれで特に問題はないだろう。

 一応近すぎるとばれるから気を付けてなと忠告して、今日はもうやること終わり。

 さてさて、それじゃあ今日の夜はアニメでも見ながらゆっくりしますか。

 夕食を食べて部屋に戻る。

 ベッドに横になってスマホとお菓子を準備して、さて見るかと考えていると、コンコンッとノックの音が聞こえた。


「はいはーい。どちら様でしょうか?」

「ん、ルナ。」

「お、どうしたー?入って良いぞ?」

「おじゃま。」


 ルナは部屋に入ってきて、俺がアニメを見ようとしていたのを見つけるや否や、目を輝かせて隣に寝そべってくる。


「それで、どうした?」

「ん、アニメ。」

「お、なるほど、今日はまだ見てなかったな。それじゃあ一緒に見るか!」

「ん!」


 しかし二人で見るには画面が小さいな。

 そんな時のディスプレイverチート。

 電源いらずのスマホ画面を映せる機能を付加してみました。

 これをベッドの壁側立てかけてと。


「そんじゃあ見ようか。あ、これ食べたかったら食べて良いからな。」

「ん。」


 そうして二人で寝そべってアニメを見始めること10分。

 再びコンコンッとノックの音がした。


「はいはーい。ルナ、ちょっと止めるな。」

「ん。」

「ほいほいっと、どちら様で、あらアクア。どしたの?」

「あのう、その、昨日見ていたアニメという物が見たくて……。」

「お、アニメなら今見てるし、一緒に見ようぜ。」

「っ!はいっ!」


 そう言うと再びベッドに横になる。

 すると、アクアもベッドに横になってきた。

 うん、普通に横になったけどこの狭さで三人はキツイな。


「ちょっとベッドの上で三人はキツイから移動しないか?」

「そうですね。さすがに三人は……。」

「ん。こうすれば平気。」


 そう言うと、ルナは寝そべっている自分の上に寝っ転がってきた。

 おぉ、女の子の身体って柔らかいな。

 確かにこれなら三人で見れるし、よく従妹相手にやってたし平気だろう。


「ん、そうだな。これで大丈夫だろうしアニメ見ようかね。あ、アクアもこれ勝手に食べて良いからな。」

「はい、ありがとうございます。」

「それじゃあ今日は映画を見ようか。コードギ○スの映画版。」

「ん!」


 そんなこんなで、約二時間映画を堪能した。

 ちなみにその後も違うアニメを見ていたら、気づくと三人とも寝ていて、騎士様が隣の部屋で一人寂しく寝たそうな。






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