適応
それぞれ、【特技ノ間】に入っていくと
後ろの扉が閉まる。
そして目の前には大理石のような立方体の上にスタンドのようなものがありそこに薄いクリーム色のような紙が置かれていた。
そこに指を付け、指紋がくっきりと紙に付く
すると、
その紙に赤色…いや青色、?黄色…と
色が変わりながら文字が浮かぶ。
貴方の特技は【適応】です。
貴方はいかなる状況、状態を理解し、対応する。
その工程を息を吐くようにできるでしょう。
その様子はまるで最初から何が起こるのか分かってたかのような…
カフ「適応…僕の特技は適応なんだ」
すると…カフの頭をもわ〜んと何かが浸透するように入ってくる。
その感覚が特技の返還であること
そう理解するまでに時間はそう長くかからなかった。
カフ「特技が戻ってきたってこと…?
まぁ、とりあえず戻ろう。」
そう言って元の扉の方を向き、一度やったように扉を開けようとする。
だが、扉は開かず声を出してもすぐそこにある通路に声が届いている感覚もしない。
カフ「閉じ込められたってことか…」
そして、何か脱出の手がかりを見つけようと
部屋に目線を流す。
白い壁に包まれた箱に、大理石の台がポツンと置かれただけの無個性な部屋。
手で壁をなぞる
カフ「なんかザラザラしてる。」
その無個性な壁はサラサラというよりザラザラとしていた。
最初の部屋の壁や床はサラサラとしていて、まるで新品の枕みたいな手触りだった。
だが、この部屋の壁はサラサラというよりザラザラ
としていて、粗めのヤスリみたいな、、、
ぷしゅーー
カフ「なにこの音?なにかが吹き出してる?」
時間が経つにつれ息が苦しくなってくる。
カフ「やばいな…息が苦しくなってきた…なにか…創る?なにを…?ガスマスク?酸素ボンベ?無理だ…構造を知らないから創れてもハリボテしかできない、どうする?酸素とか創れるの?とりあえずなんか創らないと…マスク?いや…だめだ…何を創る?分からない。特技も何ができるか分かんないし…何…?適応って何ができるの?このまま死んじゃうの?分かんないよ!」
すると…イヤーカフの周りを黄色、橙色、赤色、青色、紫色、緑色、様々な色の光の粒が周回し、交差する。
すると…息の苦しみがなくなった。
カフ「え?何?なんで苦しくないの?何も創ってないのにイヤーカフも光ったし…もしかして今のが適応?」
ぷしゅーという音はすっかり止まっていて、
息の苦しみもなくなった。
そして、ズズズとと音がしたかと思ったら
さっきまでは閉まっていた扉が空いていて通路からはチョーク、アス、ブレス、アンク、レットが待っていた。
カフ「皆もなんか試練というか…?ありました?」
ブレス「丁度その話をしてたところだよ」
アス「あのね!アンクがすごい大変だったんだって!それでそれでね!ブレスはレットで!アスは脱出ゲームみたいなのしたの!チョークはね!えっとね!えっとね!なんだっけ?」
アンク「アスも元気だな話を聞いただけなのに自分のことみたいに話すじゃん」
チョーク「私の話を覚えていないとは。伝え方が悪かったですね。」
ブレス「どっちかというとアスのせいだろ」
イヤーカフの周りを先程と同じ様に光の粒が交差する。
カフ「あぁまぁもう一度聞きましょう?ね?アスもほら!」
ブレス「ちょ、ちょっとまって今の俺もあった!あのアクセサリーの周りを光が回るやつ!」
アス「アスもあった!」
アンク「俺もだ」
チョーク「私もです」
カフ「僕が思うに特技を使う時だと思うんです。」
アンク「俺もそう思っていたところだ」
アス「とりあえず!カフの話を聞こ!聞こ!」
カフ「その前にチョークさんのから聞いてもいいですか?」
チョーク「もちろん。私の話でよければいくらでも。」
チョーク「私が部屋に入ったとき…………
はい!merp1eです!
いや〜大分投稿が遅くなりましたね!
色んなアニメとかドラマとか、配信とかその他諸々で忙しくて…
それで、今回はカフでしたね〜
いや〜カフってチョークにはさん付けるけどアスにはさん付けないんですよね〜!
多分アンクと白にもさん付けると思います。
まぁ僕が覚えていたらですけどね?
やっぱり全員モチーフというか…書いてるときに浮かび上がるアニメのキャラとかがいるんですけど、
久しぶりに書き始めると変わっちゃうんですよね〜
そんな愚痴はそこそこに
では!また次の話をお楽しみに!