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記憶の迷路  作者: merp1e
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協和

それぞれ、【特技ノ間】に入っていくと


後ろの扉が閉まる。




そして目の前には大理石のような立方体の上にスタンドのようなものがありそこに薄いクリーム色のような紙が置かれていた。








そこに指を付け、指紋がくっきりと紙に付く




すると、




その紙に赤色…いや青色、?黄色…と




色が変わりながら文字が浮かぶ。

     貴方の特技は【協和】です。

他人との協調、他の生物との協力、親和。

それらを司る【協和】が貴方の特技です。

しかし、以前の協和の記憶は戻りません。


なんだこれ…?【協和】?

協力に平和…って、使い方とかも分からない。


などと考えていると、ブレスの心の穴が埋まっていくような感覚。


なんだ?今の…

と手を胸に置くと、目の前の大理石の台が半分に割れ、その中から一匹の犬?が顔を出した。


犬…?

ブレス「お前どうしたんだ?こんなところで…」

と喋りかけてもこちらに無関心な様子でゴロゴロとしている。


ブレス「その反応はひどいだろ〜」

とブレスは犬に手を伸ばし毛並みを触ろうとする。


しかし、その犬の毛に手が掠っただけで触らせないように避ける。


ただ、見ただけでは気づかなかったが

手に毛が掠っただけでブレスは気づいた。


ブレス「毛の手入れがされてない…野良犬か?」


犬に人間の言葉が通じることはないが、犬の状態は野良犬…いや飼い主が存在していないことを表していた。


ブレス「こっちにこいよ、ほらほら」

と手招きをする。


その犬がこちらを向き、ブレスと犬が少しの間見つめ合う。


すると突然、腕に付いていたブレスレットの周りを

赤、オレンジ、茶色、黄色、などの温かい色の光の粒が回り、点滅し、やがて強い光を発する。


すると、ブレスレットからその光が伸び、目の前の犬の額に繋がる。

それはリードのようなものではなく…


心の繋がり


そうブレスは直感的に思う。

光が繋がると、何か、絵のような…映画のフィルムのような物が映像として、ブレスの頭に入り込んでくる。


白い…まるで【記憶の迷路】と同じような天井から始まり、下を向くと毛が生えた犬の体が映る。

そして、そこからは何もない空間を走り回ったり、眠ったりするだけの映像が流れ、最後には大理石のような暗闇が映されて終わった。



ブレス「お前…もしかして、創造されたのか…?」


普通犬…というか生物は産まれたばかりの幼体の時期は走り回るどころか、毛が生え揃うこともない。


しかし、この犬の記憶とも思える映像は最初から毛が生え揃っており、走り回っていた。

それも、何かを食べることもせず。



ブレス「確かに、俺たちは生物を創ろうとはしてこなかったけど、もしそれをしたんだったらこいつみたいになってたんだろうな…」

と同情や可哀想という気持ちで心が満たされる。


ブレス「よし!ちょっと待ってろよ〜」

と何かを考え始めたと思ったらブレスレットが光り、ブラシが創造される。


ブレスは犬に近づく。先程までとは違い、逃げることなく犬はブレスの腕の中に抱え込まれる。


そして、毛並みをブラシで整わせる。

ブレス「お前、俺と来いよ。」


無論、犬は返事などしなかったが、心の繋がりからは肯定を感じ取れた。


すると、ズズズと後ろの扉が空く、

ブレス「よし!帰るか」

とブレスは元の通路へと戻る。

そこには既にアンクと、チョークが待っていた。


犬は後ろからテクテクと歩いてくる。

アンク「ブレス。その犬はどうしたんだ?」

ブレス「あぁ、この子は多分創造された犬で、俺の相棒にするんだ」

チョーク「生物を創造…ふむ…確かに試したことはなかったですね。」

アンク「名前はどうするんだ?相棒というなら名前くらい付けないとだろ?」

ブレス「そうだな!」

とブレスが考え始める。



ブレス「決めた!こいつの名前は…レットだ!」

アンク「レットって…ブレスレットの残り付けただけじゃねえか」


アンクは呆れたように息をつくが、その犬は嬉しそうに尻尾を振っていた。

はい!merp1eです!

いや〜昨日に引き続き今日はブレス!


言いたいことは分かります

協和ってなんやねん!

と僕も思っています。言葉の響きだけで決めたので…

まぁ言葉遣いの荒いブレスが協調的な特技を持っているのいいですよね!

では!また次をお楽しみに!

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