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劣化天職で最強  作者: 春の天変地異
王都編
59/134

攻撃スキル

「よし、さっそく新しく手に入れたスキルを試してみるか!」


「分かった。じゃあ一撃入れるから」


そう言ってリコは足元から小石を拾い上げ、今回のクエストで討伐する対象である、マーメイドへとそれを投げる。


その小石はマーメイドにしっかり命中し、マーメイドはこちらへ振り向く。


「それじゃあとは任せる」

そう言ってリコは後ろへ走ってゆく。


それを確認してから俺はマーメイドの方へ向き直ると、こちらに青色の音符のようなものが向かってきていた。


俺はそれを回避しながらスキルを発動する。


「引き寄せ!」


すると俺の手のひらからマーメイドに向かってピンク色の糸が一直線に進み、命中する。


「あれ? 引き寄せられない?」


命中してもマーメイドが引き寄せられることはなく、俺の手から伸びた糸は俺の手とマーメイドを繋いだまま、何か仕事をすることはなかった。


「どういうことなんだろう? 当たった相手を引き寄せるんじゃなかったのか?」


マーメイドの放つ青色の音符を回避しながら俺が考えていると、後方に逃げたリコが俺に向かって声をかける。


「糸みたいだし引っ張ってみたら?」


当てても反応はなかったしもしかしたらってこともあるしなあ。

「試してみるか!」


そうして俺は手を後ろに引っ張る。

すると、マーメイドがギュン!っとこちらに向かって糸に引っ張られるように飛んでくる。


「へえっ! こうやって引き寄せるのか! よおし」


そうして俺は剣を引き抜き、俺のすぐ正面まで飛んできたマーメイドの首にその剣をふるう。


その剣はマーメイドの首をはね飛ばし、俺とリコに経験値が入る。


「今のでレベル9になった」


「レベルアップが早いなあ」


「まあ経験値が2倍になってるし」




そんな会話をしながら次のクエスト、さらに次のクエストと、日が暮れるくらいまでモンスターを狩り続けリコのレベルを上げていると、リコがその言葉を告げる。


「新しいスキルが手に入った」


「お! どんなスキル?」


「攻撃錬金ってスキルで何か媒体を1個使って錬金すると弾みたいなのとかが作り出されて相手を攻撃できるスキルみたい。これでようやく私もまともにモンスターにダメージを与えられるようになった」


「媒体ってなんでもいいの?」


「どうだろう。そこらへんの石で試してみる」


そうしてリコは地面の小石を拾い上げ、そのスキルを発動する。


「攻撃錬金!」


するとその小石はピカッと光り、丸い光る球体となってまっすぐ飛んでいき、木に当たってボンッと弾ける。


「おおっ! あんな小石でこんな弾が放てるのか!」


「これならそこそこモンスターと戦えるかな」

そう言ったリコは黒色に染まった空を見上げて、俺に声を掛けてくる。


「キリもいいしそろそろ今日はお開きにしよう」


「明日もレベル上げするか?」

俺がそうリコに聞くと、リコは答える。


「できるならお願い」


「分かった。それじゃ」

そうして俺たちは別れるのだった。

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