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劣化天職で最強  作者: 春の天変地異
王都編
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海とケルピー

「ここがワタツミの海か! 海ってのはこんな感じだったんだなあ」

ワタツミの海にたどり着いた俺は初めて見た海に感激していた。 


「いままで村の周辺しか行ったことなかったからなあ。海は母や父の話くらいからしか聞いたことなかったんだよな」


これまで俺はほとんど剣の特訓で時間を使っていたせいであんまり遠くに出かけることはできなかった。


出かける時は両親に連れられる時だけだったし、連れられてもそんなに村の遠くには行かなかった。


だからこそ俺は遠くまで続く海に感激しているのだ。


「さて、そろそろケルピーを討伐するか!」

そして俺は海の中へと飛び込んでみる。


一応水に潜る方法は習っている。

それに水中での戦闘方法も。


まああれは剣聖のスキルがあること前提の方法だから今の俺の役に立つかは分からないけど。


俺は水中の中で目を開けて周囲を見渡す。


海の中ってこんな感じなのか。

先程まで真っ青で底が見えなかった海が今では黄色、桃色、そんな様々な色が砂の上に散らばった大地になっている。


そんな大地を見渡していると、水の中をスイスイと移動する青と白の馬にツノが生えたモンスターがいた。


俺はそいつをしっかり視界に入れて、スキルを発動する。


「遅延!」


スイスイと水中を移動していたケルピーの動きが一気に遅くなる。


先程までスイスイと移動していたそいつは今ではノロノロとこちらに向かってきている。


「ねんりき!」

俺の手のひらからケルピーに向かってピンク色のビームが放たれる。


どうやら俺のスキルは遅延の影響をうけないらしい。

故に速度を変えずにそいつに進む俺のビームはそいつの体を貫く。


が、確かに空いたそいつの体の穴はゆっくりと塞がってゆく。


(再生か。やつを倒すには穴を塞ぐ隙を与えたらいけないってわけか。)


「ねんりき!」


それを理解した俺は瞬時にねんりきを放つ。

そのビームはやつの体の穴をさらに広がる。


しかし、その穴は先程よりも高速で塞がる。


……遅延の効果が消えたか。

それを俺が認識した瞬間、ケルピーは俺の方向に進んでくる。


はやい!


刹那、俺のコートはそいつのツノを受け止める。


さすが25万ゴールドの防具だ!


そして俺は腰から剣を引き抜く。

サイコエンチャント!

俺の剣は水を割り、そしてケルピーの前足を切り飛ばす。


が、そいつの足は即座に再生した。


やっぱり遅延を使った状態で一気に攻撃を仕掛けなきゃいけないか。


そろそろ苦しくなってきたな。

水中に潜っていた俺は口に含んでいた空気がほとんど消えていることに気づく。


遅延!


勿体無いがここでケルピーの動きを封じて再度空気を口に取り組もう。


そして俺は一度水中から脱出し、スゥゥと空気を吸い込む。そして口に封をして再度海に潜る。


ケルピーはまだ遅延の範囲内でノロノロ上を目指していた。


自己暗示!


俺はスピードを高める。そして一気にあいつに接近する。

まだ遅延の効果は10秒ほど残っている。


だからこそ俺はケルピーに一気に攻撃をする。

ねんりきを放ち、奴の体を貫く。再生は遅延によってかなり遅くなっている。


「ねんりき!」

そんなそいつをさらに貫く。


そして俺は大きく穴の空いたそいつを剣で切り裂く。

まさに真っ二つ。だが、切り裂いた顔がある方から体が徐々に生えてくる。


「一体どうやってこいつの再生を止めればいいんだ?」

手当たり次第に俺はこいつの体を切り続ける。


そして俺がそいつのツノを剣でへし折った。

その瞬間そいつの再生は止まるのだった。

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