新しい防具
ギルドへ戻ると、俺や冒険者達に報酬として7万ゴールドが渡された。
「緊急クエストに参加した全員に7万ゴールドも渡してるのか……。すごい財力だな」
金はいくらあっても困ることはない。
そんなことを思いながら俺は一度宿へと戻った。
宿へと戻った俺は自身の防具を見つめていた。
「防具が破られたから新しいのを買わないといけないなあ」
俺がだいぶ前に買ったこの防具はドラゴンとの戦いで破られてしまっていた。
そして俺は以前行った防具屋に出向いていた。
久々にきたけどやっぱりこの景色は圧巻だなあ。
俺は四方八方に置かれている様々な防具をみてそんなことを思っていた。
そして俺は以前のように自身の戦闘スタイルにあう防具を見つけるため、店の中を歩く。
今なら前回よりも高いのを買えるからな。
選択肢はかなり多くなってるぞ。
そんな感じで俺はいくつか防具を見ていた中で一番良いと思った、茶色いコートを購入することにした。
このコートはあまり重くはない。むしろ防具の中だと軽い方だ。ただ軽いから薄い。薄いからしっかり守れないということはなく、前回のよりもしっかり守れて、ドラゴンのうちの1種類であるレッドドラゴンの攻撃から着用者を守り抜いた実績もあるらしい。
値段は25万ゴールド。
まさかこの前の闘技イベントと今回の緊急クエストの報酬を合わせても足りないとは思ってもいなかった。
そして俺はこのコートに加えて、動きやすそうなズボンとシャツを購入した。
防御力はコートほどはないが、まあ基本的にはコートが防いでくれるだろう。
値段は二つ合わせて6万ゴールドだった。
それらを宿に持ち帰り、そして着用した俺はギルドへとやってきていた。
ギルドの中は普段よりも賑わっている。
「まだドラゴンの件で盛り上がってるのかな」
それもそうなのだろうか。国の騎士団ほどでなければ、少なくともこの街の冒険者が束になっても勝てなかった相手からの街の防衛に成功したのだ。
盛り上がってもおかしくないだろう。
そんな賑やかな空気の中を突っ切り、俺は適当なクエストを受けることにした。
(防具の強さも試してみたいしちょっと戦ったことないモンスターを討伐するクエストにしてみよう)
そうして俺はケルピーというモンスターを討伐するため、そいつが出ると言われている、ワタツミの海へと移動するのだった。




