決勝の決着
セツナは離れた俺との距離を一気に詰めてくる。
桜花爆連斬は横切りから始まり、そのまま縦、横、縦と7回剣を振って攻撃するスキル。このスキルの恐ろしいところは振るたびに爆発が起こり、横切りをその場で屈んで避けても爆発によってダメージを受けてしまうところだ。
セツナは瞬く間に俺に届く距離まで近づいてきて、剣を振るう。
「はあああ!」
俺は振るわれた横切りを屈みながら前方に飛び込み、セツナの背後に回り回避する。直後ドーン! という音とともに爆発が起こる。が前方に飛び込んだ俺には寸前で当たらない。その間に俺は剣を引き抜く。そしてそのまま俺はその剣をセツナに振るう。スキルの次の動き、縦切りをするためにこちらへ振り向き剣を構えているセツナの身体に俺の剣は命中する。
「ぐぅ!」
俺の剣をもろにくらったセツナの身体は、後方へ飛ばされる。
「こ、このスキルまで避けられるなんて」
俺の桜花爆連斬の対策は前方に飛び込み、相手の背後に回ること。
このスキルは確かに強力だが2回目の振り方が縦切りなせいで後方にいて、低い姿勢をしている相手にはどうしても剣を当てるまでに時間がかかってしまう。
そのせいでこちらは剣を引き抜き、当たることができる。最初の横切り前方に飛びながら回避するのはちょっと難しいが回数をこなせば回避できるようになった。
つまり何度も父にこのスキルを見せられ、そしてうたれてきた俺ならば楽勝だ。
「桜花爆連斬!」
セツナは一度回避されたというのにもう一度そのスキルを発動する。
俺は先程と同じように横切りをかわし、剣を叩き込む。
またもセツナは後方に飛ばされる。
「何であなたは避けられるの・・・・・・?」
「さっきも言ったが剣聖のスキルくらいどんなものか知っているってだけだよ」
「それだけで避けれる訳が・・・・・・それにあなた、剣をぬくスピードがはやすぎる」
「ねんりき!」
戦闘中になんか喋ってるやつに俺はスキルを放つ。しかし俺のねんりきは回避されてしまった。
「あなた、人が喋ってる間に打ってくるなんて」
「今は戦闘中だぞ。話をしたいなら後にしてくれ。とりあえず今は戦闘に集中するべきだ」
「・・・・・・それもそうね」
「ねんりき!」
理解してくれたようなのでさらにスキルを打ち込む。
がまたもかわされてしまう。
そのままセツナは俺との距離を縮めてくる。
「クロスセイバー!」
セツナが放つ十字を俺は回避する。
セツナは俺との距離を縮めて剣を振るう。そして俺はその剣を避ける。
そろそろこのスピードにも慣れてきたな。というより前まで毎日のようにこのスピードと修行をしていた。俺が感覚を取り戻してきたというのが正しいだろう。セツナが振るう剣を俺は回避し、受け流し、隙があれば俺も剣を入れる。
セツナはスピードやパワーこそ強いが剣術はぜんぜんだ。俺はもう1撃も受けることはなくなっていた。
「はあ、はあ、」
数分立ってセツナはばててしまっていた。
ずっとこちらがセツナの動きに合わせる形で戦っていた。
そろそろこちらから攻めてしまっても問題はないだろう。てなわけで俺はスキルを放つ。
「サイコクラッシュ!自己暗示!」
セツナはかろうじてそれを避けるが自己暗示でスピードを高め、セツナに接近する。
セツナは俺を迎撃する形で剣を振るうが俺は一瞬動きを止めてそれを回避する。再度脚を前に踏み出し、そして俺は剣をセツナに振るう。
その剣シュン!と音をたてながらセツナにめり込む。セツナは後ろに下がる。セツナに姿勢を立て直す時間を与えまいと俺はさらにスキルを放つ。
「ねんりき!」
後ろに下がったセツナにそれは直撃し、そして桃色の煙が巻き起こる。
その煙が晴れたのちに見えたセツナの身体は地面に横たわっていたのだった。




