準決勝終了
そして目の前のこいつは自信満々に自分のことを語り出した。
「俺の天職は重騎士。攻撃力と防御力に特化した天職だ。そんじゃそこらの甘ったれた攻撃なんて痛くも痒くもねえ。お前の攻撃じゃあ俺を倒すことはできねえってことだ」
なるほど。こいつはサイコブレイクをくらっても大丈夫な防御力の持ち主のほうか。
だったら殴り続けてやればこいつはそのうちダウンする。それに攻撃、防御特化らしい。だったら多分他のステータスは低いはずだ。
ということで俺は自己暗示でスピードを高めてこいつの攻撃を回避し続けて地道に攻撃をしていった。
そして数分たった後、俺にはほとんどそいつの攻撃が当たることなく、そして俺の攻撃を一方的にくらい続けたそいつはボロボロになっていった。
「ちくしょう・・・なぜ俺の攻撃が当たらねえ!」
「お前が天職を教えてくれたおかげだ。いや、それだけじゃあないな。お前が天職の名前どころか攻撃、防御特化ってところまで喋ってくれたからな。こうやって、ひたすらに回避を繰り返すって感じで戦うことができた。」
「クッ、クソがあ!それにオマエはなんでそんなに逃げ回って疲れてねえんだ!」
「俺は子供の頃から鍛えられてたんだ。体力はあるつもりだ。お前はもう限界だろ。俺も限界のやつをさらに殴ったりはしたくないからな。とっとと俺に勝ちを譲ってくれ」
俺は最初にこいつに使われた言葉を勝ちが確定したようなタイミングで放ってみた。
「譲ってたまるかあッ!オマエみたいなガキよぉッ!!」
「そうか。しかたない。サイコクラッシュ!」
そうしてそいつの足元にピンク色の円が浮かび上がり、数秒後ボロボロのそいつは避けることができずに爆発にのまれ、煙が晴れて見えたそいつの姿は地に横たわっていたのだった。
いつもなら余裕で耐えられた技で負けるなんてかわいそうだなあ。
そして俺は準決勝に勝利するのだった。




