準決勝
次の試合は3回戦。別名準決勝。
準決勝まできたということは残りの人数は4人。
ここで負けたとしても3位ではあるから50000ゴールドはもらえるが、せっかくイベントに参加したんだし1位をとって150000ゴールド手に入れたいなあ。
150000ゴールドがあればいろんなことができるし。
そして俺は優勝を取りに行くという決意を固まるのだった。
そして数分後に俺は準決勝を始まるために闘技場へとやってきていた。
目の前に立っている相手は俺の持つ剣の数倍の大きさがある大きな剣を背負ったガタイのいいやつだった。
「お前が俺の相手か。悪いがお前のような小柄なやつじゃあ俺が手加減しても骨が折れちまう。とっととここから立ち去って俺に勝ちを譲った方がいい」
目の前のそいつは笑みを浮かべながらまさに小物のようなセリフを俺に吐いてきやがった。
こんなセリフを吐かれては言い返さないという選択肢はない。なぜならムカつくからだ。
「悪いがさっき優勝するっていう決意を固めたところなんだ。勝ちを譲るなんてことはするつもりはない。逆にお前のその自信を消し去ってやるよ」
「なかなか生意気なことを言うガキじゃねえか。いいぜ。それじゃあボコボコにしてやる。俺の名はドーリス。お前はママの元で泣き喚く準備をしておきな。もっともお前が泣き喚くことができる状態で帰れたらの話だがな!」
「そうか、俺は智也だ。悪いがボコボコにされるつもりはないし、そもそも俺にはもう泣き喚く俺を受け入れてくれる母親はいないんだよ」
そうして試合が始まった。
「ねんりき!」
とりあえず俺はそれを目の前のやつに放つ。
その波は背負った大剣に手を置いていたそいつに直撃する。
「いてぇなあ。だが俺にあんなこと言ったわりにはその程度か?所詮お前は俺にとってはムシケラ同然。身の程弁えてとっとと土下座でもして降参した方がいい」
なんだかほとんど訳のわからないことをほざいているが、実際俺のねんりきをくらってもこいつはピンピンな様子だ。
それに戦闘中にこれだけいろいろと喋っているんだ。よっぽど自分に自信があるのだろう。
自信があるということはそれだけ勝利を積み重ねたりしたんだろう。実際こいつは準決勝まできているのだ。
油断してはならない。
「降参はしねぇのかぁ!?ならこいつをくらって死んじまえ!ストロングスラッシュ!」
そんな言葉をそいつが口にするとその刀身と同等の大きさの斬撃が俺に向かってすごい勢いで飛んでくる。ただすごい勢いと言っても俺が軽く身を逸らすだけで避けられる程度の斬撃だ。
「どうした?お前は大口叩いといて当たらない攻撃を撃つようなバカなのか?」
目の前のそいつは俺のことを何度も煽ってきたのだ。俺もちょっとは煽ってもいいだろう。そのため俺は軽ーく煽ったのだが
「お前、ちょっと調子にのりすぎだ!たった一撃かわした程度で調子のってんじゃねぇ!」
目の前のそいつの顔は真っ赤に染まり、そいつはこんな怒号を俺に吐き出すのだった。




