表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
劣化天職で最強  作者: 春の天変地異
闘技イベント編
23/134

だいぶバカ

第1回戦が終わり、俺は支給された回復薬を使って疲労した肉体を回復していた。

「次の対戦相手は誰になるんだろう」

次の対戦相手は7番の人か8番の人。どちらか勝ったほうが俺と戦うことになる。

しかしこのイベントは平等のためなのかなんなのかは知らんが、選手は試合の観戦はできないっぽい。

「だから対策もたてれないしな」

とりあえず2回戦を待つだけか。


 そして長い間待ち、全ての1回戦が終わって俺の次の相手が判明した。

「7番の人か。いったいどんな人なんだろう」

まあ判明したところで対策がたてれるわけでもない。

そして待つこと数十分。俺は先ほどのように闘技場へ誘導されて、7番の人と向かい合う。

相手の方は俺に目を合わせるとぺこりとお辞儀をし、

「お願いします」

と声をだす。ずいぶんと礼儀がいい。

「お願いします」

俺もお辞儀で返すことにした。

試合開始という声が響く。

とりあえず相手の天職がどんなものかを探ろう。

「ねんりき!」

俺がそのスキルを放つと相手は拳を前に突き出した。そしてその拳は青い光を纏い、その光は拳から射出されて?俺のねんりきと相殺した。

どういう天職だよ。拳からなんか光出す天職って何?

「やああああ!」

俺が思考しているとそんな声が聞こえてくる。

声の方向に視線を移すとそちらにはやつが拳を振りかぶりこちらへ走ってきていた。

「ねんりき!」

俺はそれに向かってねんりきを放つ。

しかし俺のねんりきはやつの拳に相殺されてしまう。ただ一時的に動きは止まっている。

俺はもう一度ねんりきを放つ。やつは先ほどのようにそれを拳で相殺しようとしている。

そして俺はやつがねんりきを相殺するときに動きが止まるのを利用する。

「サイコクラッシュ!」

やつの拳と俺のねんりきが衝突する場所を予測して俺はそこにサイコクラッシュを発動する。

全力で走っていたそいつはそう簡単に歩みを止められずにねんりきを拳で迎え打つことになり、

そしてやつの動きは止まり、サイコクラッシュの爆発にのみこまれた。

煙が晴れて人の影が見える。どうやらまだ立っているようだ。

 「危なかった」

どうやら危なかったらしい。

 「ねんりき!」

 やつを近づけさせてはいけない。さっきから執拗に距離を詰めようとしてくる。つまりやつの天職は接近戦が得意なのだろう。

 (まあ最悪近づかれても剣で戦えばいいけど)

 だがそれでも遠距離の方が有利に戦える。

さっきのねんりきは相殺された。

俺はバックステップで距離をとりつつねんりきをうち続ける。たまに青い光がビュンと飛んでくるが、一直線で単調なため見てからの回避が可能だ。

 長い間こんな戦闘を続けているが、相手はスキルなどを使って距離を縮めるようなことはしない。つまり距離を縮める手段はないのだろう。

 このまま行けばおそらく普通に俺の勝利だ。

だがそれは面白くない。

相手の土壌で戦って手に入れる勝利こそが真の勝利だろう。自分の強みを一方的に押し付けて得る勝利というのもいいけど、やっぱりどこか面白くないしな。

そう思った俺はねんりきを打つのをやめて、相手に接近を許すのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ