予選開始
店を出たあと俺はそこら辺のレストランで昼飯を食って、そして俺はギルドに出向いていた。なぜギルドへ出向いたか、それは明日の闘技イベントの詳細を確認するためだった。
「明日の8時からエントリー開始、そして10時から予選開始。予選はバトルロイヤル形式で残り人数が16人になったら予選終了。10秒倒れてしまえばそこで退場。本戦はトーナメント形式か。そして他の参加者を殺したら即アウト。それと賞金があるのか!3位が50000ゴールドでそこから1位上がるたびに50000ゴールド増加か」
つまり1位になると150000ゴールド。テイムの縄に使った分のお金を上回る量が貰えるのか。
「これは優勝狙うしかないかあ」
そうして俺は宿に戻り明日を待つのだった。
次の日俺はギルドでエントリーを済ませていた。俺はよくみてなかったから知らなかったが、このギルドの裏手には大きめの闘技場があったらしい。そこで戦いは行われるとのこと。そして俺は20分後のイベントに備えるのだった。
20分たち、俺たちイベント参加者は闘技場に集められた。
「いろんな人がいるんだな」
明らかに剣士のような人やら魔法使いのような人やらがたくさんいた。どうやら合計で129人がこの場に集まっているらしい。しかしそれほどの人数が集まっても闘技場には充分なスペースが確保されていた。
そしてアナウンスが鳴り響き、試合のルールが確認される。そしてアナウンスの試合開始!という声が闘技場中に響いて、俺含めそこに集まった129人が一斉に動き出した。
周囲からカァァン!と剣がぶつかり合う音や火が燃え盛るような音がなり始まる。そして俺の視界に1人の剣を持った人間が現れる。
「はあああ! 悪いがここで退場してもらおう!」
その男はそんな小物臭いセリフを吐いてこちらは向かってくる。そんなセリフを吐かれて、いや吐かれずとも大人しく退場する訳にはいかない。
俺は向かってくる男からバックステップで距離をとる。直後、その遠距離からスキルを発動。
「ねんりき!」
そのスキルが目の前の男に直撃。
「ぐあっ!」
そんな男が受けた痛みを表す声が辺りに響く。そんな男に俺はもう1発ねんりきを打つ。が、そいつは瞬時に身を逸らした。普通、このままではこのねんりきはダメージを与えることができずに消えてしまうだろう。しかし俺にはこのスキルがある。
「パワー爆発!」
瞬間男の真横にあるねんりきが男を巻き込んで爆発する。
「ふう、これでもうこいつは動けないかな」
(1人を相手にするなら程度ならまあ簡単にできる。が、うーん。複数人ならわからないな)
そんなことを考えると恐れていた事態が起こってしまった。
「しまった。フラグを立ててしまったか」
俺は5人の人間に囲まれていた。正確にはわからないが左から剣士、魔法使い、剣士、剣士、よくわからないやつって感じか。まずは後衛を潰そう。そして俺は自己暗示を使用する。俺のスピードは上昇し、2体の剣士を抜き去る。
「サイコエンチャント!」
俺は魔法使いを倒すため剣にサイコパワーを纏わせる。直後、あと1体の剣士が俺の前に立ち塞がる。そいつは俺に剣を振るうが、それを俺は剣で受け流す。そうしてそのままそいつを抜き去ってゆく。
魔法使いはようやくスキルを発動したが俺はもう、そいつを倒せる俺の間合いに入っている。そのスキルは俺に当たることなく1直線に飛んでいき、そして俺の剣は魔法使いの腹に深く入り、魔法使いはドサッと音を立ててその場に倒れ込むのだった。




