242/522
泣き虫ペダル
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「パパ、ぜったい手を離さないでね!」
「はいはい」
そう言いながらも、私はリアキャリアから手を離した。
その途端、息子の乗った自転車は急加速。
滑り台を逆走、ジャングルジムを飛び越え、
砂場で華麗なターンを決めると、
呆然と立つ私の前に戻ってきて、転んだ。
「もう~離さないでって言ったのに!」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ご愛読、ありがとうございます。
ご指摘・レビュー・星・サイト機能によるブックマーク、いいね等をいただければ嬉しく!思います。