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親友は明晰夢にハマっている
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「コツがあるんだ。うまく夢が見られれば、何でも思い通りのリアルVRゲームって感じかな~」
「へえ……でもさ、夢と現実がゴッチャになる心配はないの?」
「区別できるアクションを決めておくのさ。手のひらを指が突き抜けたら夢だとか。こうやって」
親友の指が、手のひらを突き抜けた。
「あ、これ夢
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