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エルフの掟
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エルフの姫は懇願した。
「勇者様と愛しあってしまったんです。
この国を出ることをお許しください」
エルフの女王は、厳かに答えた。
「では、エルフの掟に従うのです」
掟に従って、姫はエルフの象徴たる長耳を切り落された。
それでも健気に微笑む娘を見て、勇者様は言った。
「それじゃ意味ないじゃん!」
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なお、エルフは実在しませんので、これは純然たるフィクションです。