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大きな犬のぬいぐるみ
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ここは彼女の部屋。
「もふもふ…… あっ!」
ぬいぐるみを勝手に撫でてると、ひったくるように取り上げられた。
やばっ、目がマジだ。
でも、怒ってるときの顔も、好きなんだよな。
ぴしっ、と僕を指さして、彼女は言い放った。
「私の部屋で、君がハグしていいのは」
ぷいっと横を向いて、小声で付け加えた。
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