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親兄弟には心配かけたくない。だからカネを貸してくれ。
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俺の話を最後まで聞いたダチは……
自分の財布から、お札を全部抜いて、テーブルの上に置いた。
「コンビニで飲み物買ってくる」
と言って、ダチは部屋を出て行った。
俺はカネをじっと見つめた。
帰り道、俺は思った。
もう、ヤツんとこへは、行けないな。
それにしても……
プッ、あいつ、不用心すぎるだろ!
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