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たったひとつの冴えたデマから歩み去る人々
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とある都の地下で、ひとりの幼児が永遠に拷問されている。
その拷問によって、魔法的に都は栄える。
正義の為に他人を踏みつけたい人々は、幼児を救わずに、この事実で論敵を叩いていた。しかし、あるデマが広まると沈黙するようになった。
その人々が蛇蝎のように嫌った前指導者が、その幼児の前世だと。
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