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正義のライターは、生体臓器移植センターに忍び込む。
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見つけた! あいつの個人情報だ。
これで、未必の故意の殺人として、告発できる。
あいつは同意書まで書いたくせに、ギリギリで怖気づいた。
そのせいで、哀れな移植希望者が死んだ。
でも、新たな善意が絶えるのを恐れ、センターは何もしなかった。
未来の百万の命よりも、今のこの正義が大事だと言うのに!
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