***除霊された私③***
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朝、出社してみると、いつも一番に来ているはずの麻里がいなかった。
朝礼の前に、里美から麻里が休むことを告げられた。
あんなことがあったのだから、身も心も大きなダメージを受けた事だろう。
とにかく今日は、事の次第を柴田さんに報告しなければならないと思う。
何と言ってもリリーが生まれ変わったと思い、一番喜んでいるはずの柴田さんに何の相談もなく、その大切なリリーの魂を除霊してしまったのだから。
報告する前から、柴田さんの気持ちを思うと、こころが重い。
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他の仕事が入っていて、朝編集部に寄れなかったので、その仕事が終わって急いで編集部に顔を出すと麻里ちゃんがいなかった。
あんなことがあったのだから、精神的にも体力的にも相当なダメージを受けた事だろう。
“僕のしたことは、正解だったのだろうか?”
“僕はただ、麻里ちゃんが柴田さんに取られるのが嫌だっただけではないのだろうか?”
“リリーと一緒に居たほうが、麻里ちゃんは幸せだったのではないだろうか?”
でも、これだけはハッキリと言える。
僕は誰よりも麻里ちゃんの事が好きだ。
誰よりも、麻里ちゃんを幸せにしてみせる。
そう、あの柴田さんよりも。
そして、他の誰よりも。




