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「リリーとマリの恋物語」  作者: 湖灯


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***動物愛護センターと、捨てられたダイと私①***

 横野の取材を終え、次は動物愛護センターへと向かう。


 今日は動物愛護センター主催で、犬と猫の譲渡会が行われる。

 ロンの家族になった夫婦も先ずこの譲渡会でロンと知り合い、トライアル飼育を行って家族となった。 

 いわば人間で言う『お見合い』のようなものだけど、これはお互いの相性を確認するうえでとても重要な事。


 動物愛護センターに着いたときには、もう受付を済ませた多くの家族が待ち遠しそうにゲージに入れられた動物達を見ていた。


 何組かの家族にインタビューさせて貰うが、どの家族もペット達との出会いにワクワクしていて、インタビューの合い間にもお目当ての犬や猫の入れられたゲージから目が離せない様子でチラチラと見ている。

 

 やがて開始時間が迫って来ると彼等のワクワクにソワソワが加算され、このままインタビューを続ければ更に違う要因が加算されてしまうのは確実だったので、場の雰囲気を壊さないように輪の中から外れて外から見守る事にした。

 

 開始時間と共に一斉にゲージから出された犬や猫達は最初こそ戸惑っていたが、直ぐに自分のお目当てとする家族たちと打ち解けて、その楽しそうにふれあう姿を見ていると私も嬉しくなって眺めていた。


 リリーの場合は動物愛護センターではなくて小規模なブリーダーさんの所に居たので、戸惑うような不安はなかった。

 良心的なブリーダーさんは直ぐには手放さなくて、何度も会わせて犬と飼い主を慣れさすとともに相性もみるし、飼い主としての資質も見てくれる。


 特に飼い主としての資質は重要で、ブリーダーから見て駄目だと判断された家族には決して犬を委ねない。


 私がお世話になっていたブリーダーさんは優しかったけれど、そこのところだけは厳しかった。


 けれども、やはり人間は分からない。

 その厳しいブリーダーさんがOKを出したにも拘わらず、私は結局捨てられることになってしまったのだから……。

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