新たなる世界より
よろしくお願いします。
20XX年、あの超大国が、国家資金の半分を貧困国へ援助し、世界の名誉を勝ち取ったこと以上に、ここ昨今盛り上がりを見せたニュースがあった。なんとアグナム宇宙基地局が宇宙人の実在を認めたことだ。今まで断固否定だったのに対しこの報告は世界の否定派、肯定派の学者に留まらずあらゆる平民にさえも話題にした、今世紀最大のニュースと言えよう。
皐月の半ば、セミがまだ鳴かぬ頃私はいつものように7時25分ので、寮に一番近い加治木駅までの列車を待っていた。今回の企画が上手くいけば、給料アップも期待できるぞ、などと半ば夢心地で列車を待っていた時、悲劇は起きた。そう必然的で大胆に、、
「間も無く、3番乗り場に列車が参ります。」
機械的なアナウンスが鳴る中、列車はやって来た。そして、スマホをポケットに入れ列車に乗った、チラッ、ん?一瞬誰かに見られた気がした。いや誰かなら気にすることもないが誰かどこではない。みんなに見られた気がしたのだ。その事が頭を離れずしばらくの間考えていたら、それ以上におかしな事が起きたのだ。「列車が逆走、、してる!」そんな馬鹿な、だっていつもこの列車で帰るのに、周りにもおかしいと思っている人がいるはずと周りを見回すとみんながチラッと、、いや、こっちを見ている、しかも慎重に足を滑らせながら、ここで事の本質的な意味が分かったのもつかの間、そこからの記憶がプッツリ途絶えてしまった。
野原の中、1人の少女が野原の地平線の彼方をのぞんでいる。だんだんとアップされていき、ふと私の気配に気づいたのか、こっちを見た。すると彼女が口を開き
「どうしてあなたはそんな所にいるの?」
「なぜって、君も分かってることだろう」
「、、、分からないよ。」
気がつくと野原だった周りが、荒野になり、彼女が崩れて土の中へ沈んでいく、必死で手を伸ばし助け出そうとするが、、
まただ、最近はこの夢ばかり見る。出会ったことのない少女、何かの意味があるのには間違いないのだが、今はそれ所ではない、体を動かしておかないとっと思いながら周りを見渡した。
クーラーの鳴り響く中、涼しい風が頬を通り過ぎていくのが分かる。四方を白い壁で塗られ、四角く囲まれた部屋、ドアらしきものは、、、ない。部屋の隅々には青ざめた顔の男性や女性らがうずくまり、顔を隠している。まるでこれから始まる事を知っているかのように、、ふふふ君もおかしいと思わないか、私がここに置かれる以前に私があまりにも冷静な事を、単刀直入言うと私はこの状況に置かれる事を分かっていた。いつか来るかもしれない今日の事を、おかしな話だろ、だがそういう生の元生まれたのだ。仕方のない事よ。




