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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

その一歩は、きっと小さなものだけど。

作者: 森宮翔哉

勢いだけで描いた。反省はしているが後悔はしていない。

……我に返ったら加筆修正すると思われます(

時刻は夕刻に差し掛かり、そろそろ、美しい夕焼けが空を橙色に染め上げる頃。


《黒剣騎士団》 ギルドキャッスル、執務室。

キリーが、レザリックの手伝い……書類整理を粗方終えた丁度その時、鈴が鳴るような音が響く。

念話の音だ。それは、ここ最近良くパーティを組む、付与術師の青年からで。


『キリーさん、こんにちは。今、お時間大丈夫です?』

「あぁ、構わないけど。突然どうしたの、エミル?」


少し、声が緊張している様に感じるのは気のせいだろうか。


『えーっと…その………なんと言いますか……』

「はっきりしない物言いをするエミルか、珍しいね?」

『…う…、申し訳ないです。ただその、やっぱり、念話では何なんで。今からとかでも、直接お会いできませんか?』

「……デートのお誘い?」

『ちっ、違いますよッ!!ていうかキリーさん結婚されてるでしょう!?』


即答で返してくる当たり、相当照れているのか。恐らく本人の顔は赤くなっているに違いない。

その表情が容易に想像できて、つい笑みが溢れる。反応が面白いんだってわからないのかねぇ…


「くく、冗談だよ。ムキになるなって」

『……キリーさん…からかわないでくださいよ…』


一時間後に約束を取り付け、とりあえず終わらせた書類の整理に入る。これをレザリックのところへと運び、整頓を済ませてから待ち合わせへ向かえば、約束の時間に丁度良いくらいにはなるだろう。キリーは書類を抱えると、執務室を後にし、レザリックのところへと向かった。



==========



「エミル、早いな」


時間の10分前には着いたのだが、目的の人物・蒼いローブを纏う付与術師は、既に待ち合わせ場所に立っていた。


「えぇ、此方からお呼びしたわけですからね。」


表情こそ普段通りだが、やはり、念話で感じたように声が緊張しているように感じる。何があったのか、と、まじまじと彼を見ていると、こちらから聞かずとも、向こうから話が切りだされた。


「…この間のお話ですが。まだ、有効でしょうか?」


どの話だろう?すぐにピンと来なかったが、ここ最近というと、弩砲騎士達と模擬戦をやった時で……

そこまで考えて、もしや。と思い至り、口を開こうとすると


「『よかったら《黒剣うち》に来ないか』、っていう話です」

「やっぱりそうか。真剣に考えてくれたんだ?」

「だ、だってギルド加入のお誘いですよ!?しかもアキバの五大戦闘ギルドの、《黒剣騎士団》古参からの直々で!」

「そんな固くならなくていいのに。で、返事は聞いてもいいのかな?」

「……はい。」


エミルは、真剣な眼差しで、此方を見据えてきた。うん、いい目をしてる。



「《黒剣騎士団》に入団希望、させて頂きます」





==========


…ということで。

セッション中に、キリーさんからお誘いを受けましたので。折角なので。回収させていただきました。

《黒剣》でもみくちゃされて振り回されることでしょう…w

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